酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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亜光速で宇宙旅行?

よく深夜に海外の(主にアメリカの)通販番組を日本語に吹き替えて放送してますね。ま、私はあまり興味がないので積極的に見ることはありませんけど。でも、突然知り合いが出てきたので、思わず見入ってしまいました。

先日、風呂上がりにテレビをつけたら、たまたまそのテの番組で「日本のユーザーの声」みたいな感じで差し込まれるカットが流れていたのですが、前職の同僚が出ていてビックリしました。

彼女は退職してフランスに渡ったのですが、当初は語学留学みたいな感じだったと思います。あまり良く覚えていませんが、フランスではネット関係のビジネスが日本ほど進んでいないから、そちら方面で何かやってみたいとか何とか言っていたような気もします。一度帰国した際に会ったとき、向こうで同棲している年下の男性と近いうちに結婚するようなことを言っていたのはよく覚えていますが。

その後は全く音信不通で、フランスに定住してしまったのか日本に戻っているのかさえ知らぬまま、十数年経ったでしょうか。

で、いきなりテレビモニタの向こうに彼女がいたわけですよ。幼い子供と、あごの下にタプタプと肉を弛ませたフランス人の旦那と共に。

「どういうツテで出演することになったんだろう?」などと私は一人つぶやいていました。

それにしても、私より2歳年上だった彼女が、1歳年下になっていたのは何故なんでしょう? 光速に近いスピードで宇宙旅行でもしてきたのでしょうか?
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5 seconds

非常に他愛のないことで恐縮ですが、以前ちょっとお話しした行きつけのうどん屋が今日オンエアされた『出没!アド街ック天国』で紹介されました。どういう基準でランキングしているのかは謎ですが、第14位でした。(向かいの焼きそば屋は16位でした。)

で、店内の様子を撮影した際、私が写っていたかも知れないというハナシですが、ホンのちょっとだけ写ってました。

adomachi_kamisaya.jpg

赤い矢印で示したのが私です。ご覧のように非常に小さく、しかもたったの5秒でしたから、知り合いが見ても解らないと思います。(少なくとも、私の親は解らなかったそうです。)


いま、Jスポーツでオンエアされているツール・ド・フランスの中継を見ながら書いているのですが、そちらの方が気になって、こんなバカ話はどうでも良くなってきました。誠に勝手ですが、この辺で失礼します。

また、ツールが終わるまでの3週間、更新が滞りがちになるかも知れませんが、悪しからず。

行きつけのうどん屋

昨日、会社の同僚と行きつけのうどん屋で昼食をとっていたときのことでした。黒いTシャツを着た若いお兄さんがかなりの低姿勢でこう言ってきました。

「すみません、テレビ東京の『出没!アド街ック天国』という番組なんですが・・・」

このお兄さんは番組のアシスタントディレクターのようで、この店の取材をしているのだそうです。客で賑わう店内の様子を引きの画で撮るだけ、食事しているところをアップで狙うわけではないので、協力して頂けないかと、そういう了解をとりに来たわけですね。ま、誰も断っている人はいませんでしたから、私たちも気軽にOKしました。

数分後、カメラと三脚、照明機材に数名のスタッフが入ってきて、カメラを三脚に据え、照明に火を入れ、カメラと照明を軽くパンさせておしまいでした。カメラを回していた時間は正味1分かそこらだったと思いますし、実際に使われるとしても数秒でしょう。私が写っているのか解りませんし、写っていたとしてもこのカットがオンエアに載るのか解りませんけどね。

彼らが引き上げて行った後、私はふと思い出しました。先週、この店の定休日である火曜日に前を通りかかったとき、出入口の脇に照明機材やら何やらが置かれていたのを見て、テレビ番組か何かの取材か、あるいはドラマのロケでもやっているのかな? と思ったんですね。ただ、沢山のスタッフが走り回っていたり、野次馬が取り囲んでいたりといった状況ではなく、かなりひっそりとしていて印象も非常に薄かったので、すっかり忘れていました。

が、昨日の撮影でだいだいハナシがつながりました。恐らく、先週の定休日を使って実際にうどんを打ったり天ぷらを揚げたりといった厨房の様子や、出来上がったうどんをビシッと撮影していたのでしょう。客の入った店内の様子だけ別撮りで、それにたまたま私も居合わせることになったということですね。



この店は以前にも日本テレビ系の『どっちの料理ショー』に「おいしい応援団」のコーナーで出たことがあるそうですし、店主が渋谷の「長徳」という店(讃岐うどんを初めて東京に紹介した店だそうです)で板長をやっていたときも情報誌などのメディアには度々取り上げられていたようなんですね。

確かに、この店はなかなかのレベルだと思います。注文を受けてからうどんを茹でたり天ぷらを揚げたりしますから、混雑しいるときはかなり待たされますが、それだけの価値があるうどんを食べさせてくれるお店です。なので、私たちの行きつけになっているわけです。

関係ありませんが、このうどん屋の向かいにある焼きそば屋も『王様のブランチ』とか『ラジかるッ』とか結構メディアに露出している店なんですよね。ま、私はそれ程とも思いませんので、うどん屋が定休日で近所の中華屋や定食屋も満席だったりして、しょうがないから焼きそばにするか、といったノリでしか行きません。ま、その辺は好みの問題なのかも知れませんけど。

ということで、私が写るかも知れない『出没!アド街ック天国』のオンエアーは7月5日だそうです。

スバルが20年ぶりにF1復帰へ

モトーリ・モデルニというと、かつてミナルディ(現在のトロ・ロッソ)などへV6ターボエンジンを供給していたイタリアのエンジンサプライヤーです。スバルは1990年にこのモトーリ・モデルニと共同開発したエンジンをF1に供給していたんですが、皆さんはご存じだったでしょうか?

1987年からF1に参戦していたコローニはイタリアのレーシングコンストラクターですが、スバルはこのコローニへ資本参加すると共に、3497ccの180度V型12気筒60バルブエンジンを投入したんですね。

subaru-coloni_c3b.jpg
SUBARU COLONI C3B
スバルのサイトでは水平対向となっていますが、
左右の向かい合ったシリンダで
クランクの位相角はゼロでしたから、
正しくは180度V型ですね。


ま、実際には全く振るわず、予選通過もままならない有様で、同年7月には撤退するという極めて短命に終わってしまいましたが。ただ、これでスバルはWRCに専念できたと考えれば正しい判断だったのかも知れませんね。

一方、イギリスのプロドライブは、かねてからF1参戦を表明しており、2006年にはFIAから12番目のF1チームとなることが承認されていました。今年からカスタマーシャシーが解禁となるレギュレーション変更を睨み、マクラーレンからのシャシー供給、メルセデスからのエンジン供給という青写真でプロジェクトが進められていたようです。が、実際には頓挫し、今シーズンの参戦は見送らざるを得ない状況になってしまいました。

プロドライブの代表、デイビッド・リチャーズは、かつてフラビオ・ブリアトーレの後任としてベネトン(現在のルノー)でマネージメントディレクターを務めましたし、その後もB.A.R(現在のホンダ)のチームマネージャーを務めるなど、F1界での実績も申し分ない人物ですが、自身のF1チーム発足にはかなり苦闘してきたようです。

prodrive.jpg

リチャーズはこうしたキャリアから水面下でルノーやホンダとも協議を重ねていたようですが、これも上手くいきませんでした。しかし、思わぬところから道は開けるものですね。

プロドライブは1990年からスバルと提携し、スバルワークスのWRCマシン開発とチーム運営を担っており、現在でもその良好な関係は続いています。一方、トヨタは2005年にGMから放出されたスバルの株式を取得して筆頭株主となり、スバルと業務提携を結んだのはご存じの通りです。

スバルが橋渡し役となってトヨタのシャシーがプロドライブへ供給されるという筋書きはこれまで誰も考えていなかったでしょう。このアクロバチックな契約は、さらに驚くべき内容が盛り込まれていました。何と、エンジン供給はスバルが担当するというのです。

トヨタは既にウィリアムズへもエンジンを供給していますから、都合3チームへの供給となるとキャパシティ的にかなり厳しくなります。そこで、プロドライブ向けにはトヨタのエンジンと基本的に同じものをスバルが製作し、供給する体制をとるそうです。

そのため、スバルの子会社であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)へ増資、ベルギーのザヴエンタムにあるスバル・ヨーロッパにSTIのF1エンジンファクトリーが設けられる計画です。もちろん、スバルによる開発は行われません。一部の部品と技術データなどがトヨタから供与され、スバルはエンジンの製造とプロドライブに対するサービスおよびメンテナンスに専念することになります。

目処は2010年とのことですから、スバルにとっては丁度20年ぶりのF1復帰となるわけですね。かたちとしてはライセンス生産みたいな感じで、かなり変則的ではありますが、それだけにスバルのコスト負担も最小限に抑えられるでしょう。また、プロドライブとしてもエンジニア同士のコミュニケーションは相手がトヨタより馴染みのあるスバルのほうが却って好都合でしょう。


・・・上手に嘘をつくのは難しいものですね。来年までにもう少し本当っぽい嘘を考えておきます。

アツイ握手

「あの社長、県議会議員に立候補するつもりらしいよ。もの凄く熱い人でさ、別れ際に握手を求めてくるよ、絶対。」

私が前職でまだ駆け出しだった頃、先輩にそう言われて引き継いだクライアントは、先輩の言う通り熱い人でした。千葉の田舎で事業を立ち上げ、その頃は年商も億単位に上っていたそうです。

初めてその社長と会ったのは、とても風の強い日でした。しばらく晴れ続きだったこともあって、近所の畑からもの凄い土埃が吹き寄せてくるような状態だったんですね。

私が訪問したとき、丁度社長も外出先から戻ってきたところで、エントランスから一緒に社長室の応接に入りました。

どうやら窓が少し開いていたらしく、高そうな革張りのソファーやテーブルの上にはうっすらと土埃が積もっていました。

「ああ、こりゃ埃まみれだな。」

などといいつつ、社長は素手でソファーの土埃を掃い始めました。ま、元々はお百姓さんの出ですから、気の良い田舎のオッチャンみたいな気質の人で、こういうところは何とも豪快な感じです。

素手では埒があかないと悟ると、社長は泥だらけの手でインターホンの受話器を取り、お茶とぞうきんを持って来るように伝えていました。間もなく、女性がそれらを持ってきて、ソファーとテーブルを拭き、お茶を呈してくれました。

当たり障りのない世間話で数分、本題に入って15分くらい、それで私の任務はおしまいなのですが、社長にしてみればそこからがアクセル全開になるところです。事業を立ち上げたばかりの頃の苦労話から、バブル期に押し寄せてきたあの手この手の誘惑など、いずれも強い信念を貫いたからこそ、いまの自分があるのだと社長の半生物語が続きました。

恐らく、これまで何十人という人に同じような話をしてきたのでしょう。そのうち洗練されていったのだと思います。30分くらいのスピーチは淀むことなくきれいに纏め上げられていました。

いまの自分があるのは周囲の人たちのお陰だから、その恩返しをしなければならない、地域に貢献しなければ男が廃るといった感じで、社長のヴォルテージはどんどん上がっていったのでした。

こういうとき、同じ話を延々繰り返す無限スパイラルに入り込んでしまう人もいますが、この社長は一通りしゃべり尽くしたら一応のカタルシスは得られるようで、ズルズルと付き合わされることもなく、すっきりと最後を締めていました。さすがは議員を目指しているだけのことはあります。

「それじゃあ、石墨君、今後とも宜しく頼むよ!」

と右手を差し出されました。「おお、やっぱり握手か」と思いながら私はその勢いに乗せられるように社長の手を握っていました。社長はもの凄く満足げでしたが、私は心の中でこう呟いていたのでした。

「アナタは忘れているでしょ? さっきソファーの土埃を掃って、この手が泥だらけになっていることを。」
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まとめ

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