と思っていたら、日本にもありましたねぇ。非常によく似たハナシが。

ベース車両はタケオカ自動車工芸が輸入している
レーバーというアメリカの電気自動車です。
これは株式会社ジェネパックスというやはり怪しげなベンチャー企業が製作したもので、そのエネルギーの源は「水」だと豪語しています。次から次へとよくもまぁ同じような胡散臭いハナシが湧いてくるものです。
で、この「水で走る」という実に訝しいクルマはテレビ東京系の経済報道番組『ワールドビジネスサテライト』でも紹介されたようです。
水から電気をつくり、その電気で走る電気自動車ということだそうですが(ま、ベースになっているレーバーがそもそも電気自動車ですが)、どうやったら水から電気をつくることができるのでしょうか? 彼らの資料はこうなっています。

曰く、水を化学反応で分解して水素を発生させ、その水素を燃料電池の要領で酸素と反応させ、電気エネルギーを得るのだそうです。
この水を分解して水素を発生させる化学反応が具体的にどのようなものかは「企業秘密」だそうですが、私の性分ではハイそうですかと鵜呑みにすることなどできません。代表者の平澤潔という人物とプレスとの質疑応答を収めたVTRもYouTubeにアップされていましたが、質問しているプレスがアホ揃いなので全く無意味な内容でした。
それにしても凄いことを言ってますねぇ。一度使った水はフィルターを通してリサイクルしているので、蒸発した分を継ぎ足すだけだと。このハナシを聞いた限りでは完全に永久機関になってしまうでしょう。
しかし、「水と空気中の酸素だけ」というのはやはりウソだったようです。
(つづく)
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