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マクラーレン始動!

昨日、ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデスが今年のニューマシンを発表しました

MP4-23_01.jpg

マクラーレンといえば、今世紀に入ってからマシン開発が遅滞気味になる状況が続き、シーズン序盤は完全に出遅れるケースが目立ちましたね(ルノーはその逆パターンが多かったように思いますが)。

殊に2003年のMP4-18は空力を優先するあまり他が犠牲になった感の強いマシンでしたが、低い信頼性や扱いにくさなどの理由から実戦投入されず、結局2002年モデルのMP4-17の発展型MP4-17Dで戦うことになったのはご存知の通りです。

テクニカルディレクターのエイドリアン・ニューウィーが去った2006年は全般にもう一歩といった感じでしたが、昨年は序盤から好調で、13戦を消化した段階ではドライバーズ/コンストラクターズ両チャンピオンシップともトップでした。

しかし、例のスパイ疑惑でコンストラクターズポイントが剥奪されたり、放映権収入などから分配されるはずだった1億ドルが没収されるなど、結構なペナルティが課せられたのもご存知のことと思います。

脈絡から逸れますが、昨年加入したもののチームに馴染めなかったフェルナンド・アロンソは1年で去り(契約は3年でしたが)、結局ルノーに戻ることが1月1日付で正式決定したようです。

MP4-23_02.jpg

さて、今般発表されたMP4-23ですが、このマシンにはクリアしなければならない条件があります。それは例のスパイ疑惑に対するWMSC(世界モータースポーツ評議会)の処分で、フェラーリの機密事項にかかる技術が導入されていた場合は選手権へのエントリーが認められないというものです。

つまり、マクラーレンサイドはこのMP4-23にフェラーリの機密事項が含まれないことを証明しなければならないということですね。

マクラーレンは昨年の12月7日にこのマシンの技術情報を全てWMSCへ提出しており、合法か否かの裁定が下される予定でした。が、最終判断は2月14日にWMSCの臨時総会で公聴会を開催し、その結果も踏まえるということになりました。

日本メディアの報道ではその後の状況が断片的で詳細はよく解りませんが、私の知る範囲では2月14日の公聴会は中止になったようです。その上での新車発表会ですから、このMP4-23はお咎めなしということなのかも知れません(あまり自信はありませんが)。

いずれにしても、今シーズンはこの種のゴタゴタが繰り返されないことを望みたいところです。もっとも、私はかれこれ四半世紀ほど(ホンダが第二期活動をスタートさせた頃から)F1を見てきましたが、この世界は爽やかなスポーツマンシップとはむしろ逆ですね。ドロドロとした謀略が渦巻くイメージのほうが強く、私の望みは無いものねだりになるのかも知れません。(頭が良くてプライドの高い人間が集まる世界は大抵こんな感じだと思いますが。)


ところで、気になったことがもう一つあります。この新車発表会が行われた場所がこれまでとは違うんですね。今年はダイムラーの本社があるドイツ・シュツットガルトのメルセデスベンツ・ミュージアムになりました。年々深まっていく両者の関係を表すものだと思いますが、これも時代の流れなのでしょう。

1980年代後半~1990年代初頭にかけてル・マン24時間などの耐久レースでメルセデスのワークスマシンを走らせていたのはザウバーで、1995年にル・マン総合優勝を果たしたマクラーレンF1はBMWエンジンでした。当時は誰もこんな現状を想像しなかったでしょう。

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