酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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アテになったり、ならなかったり

先般購入したシマノのWH-7850-C24-TUですが、実はまだタイヤを物色中で使っていません。が、とりあえす身体検査は済ませました。

まず、タイヤを貼ってしまうとなかなか測れない重量ですが、これはかなり良好な結果でした。メーカー公称値(平均重量)ではフロント527g、リヤ727g、計1254g(いずれもクイックシャフトを除く)となっていますが、私の許に届いた個体の実測値は以下の通りでした。

wh-7850-c24-tu_weight.jpg

フロントが519g、リヤは719g、計1238gですから、メーカー公称値より16g、1.3%ほど軽かった訳ですね。ま、誤差の範囲ですが、軽さを求めるホイールでマイナス誤差というのはうれしいものです。ちなみに、昨年購入したWH-7850-C50-TUはフロント646g、リヤ827gのメーカー公称値に対し、実測はフロント660g、リヤ847gで、2.5%ほど重かったのですが、ま、これも充分に誤差の範囲といえますね。

私はシマノ党と思われがちですが、実はそれほど入れ込んでいるわけではありません。価格性能比やスモールパーツの供給体制など、総合的に見てシマノにしておいたほうが何かと都合が良いという結論に至ることが多いだけです。殊に、スモールパーツはショップでも通販でもかなり細かいところまで対応できています。私のようにメンテは基本的に自分でやりたい人間にとって、これは大きなポイントになりますね。

ま、いわゆる「シマノ商法」のようなやり方は私も望むところではありませんが、マヴィックのようなアテにならないカタログスペックは出さないとか、先のサイクリンググローブの自主回収(シマノの社内基準を超えるベンジンが検出されたため、日本の基準には合致しているにも関わらず、回収しているそうです)のような真摯なスタンスは好ましいところです。

と、褒めたところで何ですが、WH-7850-C24-TUの取説に載っているスポークテンションは「この数値は目安です」と書かれているようにあまりアテになりません。フロントとリヤ右側(フリー側)が1000~1400N、リヤ左側が600~1000Nと記載されていますが、私が実測した値ですと、フロントが1200~1300Nくらい、リヤ右側が2000N前後、左側が600N前後でした。フロントはほぼ中央値でしたが、リヤの左側はほぼ下限値、右側は上限値を遙かに上回っているという状態だったんですね。

ただし、私が所有しているスポークテンションメーターはホーザンのC-737とパークツールのTM-1ですが、ホーザンのそれは換算表が#13~15のプレーンスポークのみでエアロスポークには対応していませんし、パークツールの換算表もWH-7850-C24-TUのスポークに100%合致したデータは載っていません。ということで、上記の実測値はホーザンおよびパークツールで測定したものを各々の換算表からより条件が近いと思われるデータと付き合わせたものです。ま、でも両者共かなり近い値になっていましたから、だいたい合っていると思います。

そもそも、C24とC50の取説が同じでスポークテンションの参考値も共通になっているのは少々解せませんね。C24とC50はリムハイトが倍以上違い、リヤはC24のほうがフランジ幅が広くなっていますから、その分だけスポーク長も異なります。さらに、C50は前後とも普通のディープリムですが、C24のリヤは左右のスポークテンションをより近づけようとするオフセットリムになっています。これだけプロフィールが異なっているC24とC50の両モデルともスポークテンションの目安が同じというのは少々おかしな話です。ちなみに、実測ではC50のほうが10~20%くらい高い感じでした。

ま、それはともかく、自分で手組みする分には煮て食おうが焼いて食おうが、余ったスポークをバーベキューの串代わりに使って本当に焼いてしまおうが、どうでも良いと思えます。汎用パーツはある程度マージンを見込んでいることも多いでしょうし。

でも、完組ホイールはメーカーが色々最適化しているハズですので、下手にいじると耐久性に影響が出たり様々な面で性能のバランスを崩してしまう恐れもあるでしょう(特に今回のホイールは軽量のカーボンリムですし)。なので、多少は加減することがあっても、なるべくデフォルトに近い状態で乗ることにしています。ま、私ごときの力量でメーカーの設定を上回るようなセッティングを見つけられるとも思えませんし。

ということで、私が新品の完組ホイールを下ろすに当たってスポークテンションのデフォルトの値を把握しておくのは、今後のメンテナンスのためにも重要なデータになります。世の中にはメーターなんか使わなくてもメーターには表れないような何かを感じ取れてしまう、神の手を持つ職人さんもいるようですが、私のような凡人は最大限こういう道具を活用しなければならないということですね。

(試乗記へ)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

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