酒と蘊蓄の日々

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フロアポンプの誘惑

ロードバイクユーザーにとってフロアポンプの王道はやはりシリカのスーパーピスタあたりになるのかも知れません。同様に頑丈なシリンダで高圧がキッチリ入るということではゼファールのハスキーもショップ筋やオールドユーザーの間ではしぶとくその地位を守っているように思います。

私がメインで使っているのはT-モバイル(現ハイロード)などのプロチーム御用達ということで、このところ人気が上がってきたSKSエアベースプロです。それまで使っていたのはこれまた定番のパナレーサーBFP-SGTW2で、特に不具合はなかったのですが、もう10年選手なんですね。メーターが上に付いて見やすいものが欲しいという物欲に負けました。

いえ、本当の理由は違います。例の普段使い専用クロスバイクは玄関に置いてあるのですが、MTBやロードバイクなどは二階の廊下の奥に置いてあり、自転車いじりも専らそこでやっています。なので、ひとつのポンプを行ったり来たりさせるのが面倒になって、例のクロスバイクを組んだしばらく後、SKSを買ったという次第です。

pana-sks.jpg

ご覧の通り、大きさが大人と子供ほど違いますね。最初はSKSのほうがやたらデカく感じました。いくら成人男性の平均身長が日本人よりドイツ人のほうが10cmくらい高いからといって、このデカさはないだろうってな感じでした。が、慣れというのは恐ろしいもので、いまではパナレーサーのほうがアホみたいに小さく感じ、子供用を無理して使っているような気分になってくるんですね。こっちもSKSに替えてやろうかと思ったくらいです。

ま、でも高価なフロアポンプを何本も持てるような身分ではありませんので、もう少し安いところで何か良いポンプはないだろうか? と思って色々検討し、白羽の矢が立ったのがクイッカーのフィックスプロでした。

pana-sks-quicker.jpg
ご覧のようにハンドルの幅は若干狭くなっていますが、
クイッカー・フィックスプロとSKSエアベースプロの体格は殆ど同じで、
ストロークもだいたい同じくらいです。


ここんちは押しても引いても入り、しかも11気圧きっちり入るという例の携帯ポンプが話題になりましたが、フロアポンプもインナーチューブにハードメッキが施され、驚異的にスムーズだという評判を聞いていました。で、新たにラインナップされた上位モデルにはヒラメの横カムレバーにそっくりなポンプヘッドが付いているということで、俄然興味をそそられました。

実は、私もヒラメ信者です。SKSもレバーアクションのポンプヘッドがついていましたが、樹脂製のありがちな安物で、ヒラメのそれに比べたらオモチャ同然でした。なので、即行でヒラメに替えてしまいました。

ちなみに、SKSのエアベースプロは、デフォルトのヘッドに設けられた突起部分を本体の溝に引っかけてホースを納める構造なので、ヒラメに替えるとそういうわけにいかなくなります。なので、このヘッドを切り刻み、本体の溝に引っかける部分をポンプヘッド近くに取付けました。

modifed_sks.jpg

この樹脂がかなり性能の良いエンジニアリングプラスチックを使っているようで、普通の棒ヤスリやクラフトナイフなどではなかなか削れなかったんですね。結局、ディスクサンダーを持ち出して力業で削り込んでいきました。ですから、こういうパワーツールか、人並み以上の根気をお持ちでない方にはあまりオススメできません。

それまで使っていたパナレーサーのポンプも玄関先に置きっぱなしとはいえ、ヒラメのヘッドはそのまま残しています。また、MTBにはコンプレッサーを使って入れることもあるのですが、これにも縦カムのヒラメを使っています。なので、我が家には3本のヒラメヘッドがあるわけですね。

余談が続いて恐縮ですが、エアツールやスプレーガンなどを使うために普通に売られているAC100V電源のエアコンプレッサーというのは最大吐出圧が8気圧くらい、タンク内圧が6~6.5気圧を切るとコンプレッサーが再始動するといったパターンが一般的ですから、実際には7気圧前後が常用域なんですね。ロード用としてはかなり物足りないわけですよ。

さらに、コンプレッサーのスイッチを入れてエア圧が上がっていくまで数分かかりますから、ロードバイクのようにエアボリュームがないタイヤの場合はむしろフロアポンプを使って手動で入れてしまったほうが早いんですね。

逆に、MTBの場合はエアボリュームがありますし、求められるエア圧もコンプレッサーの守備範囲内です。少し下がったエア圧を適正範囲に上げるときなどは特に必要性を感じませんが、タイヤやチューブなどの交換でエアを全部抜いてしまうような場合はコンプレッサーを使ったほうが楽なので、時々使うことがあります。

また、MTBはどうしても埃まみれになりますので、込み入ったところはブロワーで吹き飛ばすといったこともよくやります。なので、MTBのメンテにはコンプレッサーを回しながらというケースが非常に多く、こうした時にタイヤのエア調整もやるとしたら、やはりコンプレッサーを使うというのが私のパターンです。

話を戻しましょうか。3本のヒラメヘッドと暮らすほどヒラメ信者の私ですから、それにそっくりなヘッドが付いているというのは見過ごせませんでした。ヒラメの横カムは普通に買うと4000円くらいします。ですから、それと同じものが最初から付いているということはその分だけお得なのでは? と思ったわけですね。SKSエアベースプロにヒラメの横カムを付けると定価で16,000円くらいになりますから、クイッカー・フィックスプロとは約9,000円差ということになります。

hirame-quicker.jpg
ヒラメ横カム(左)とクイッカー・フィックスプロの付属品(右)

ご覧のようにレバーからカムに至る一連の構造は全く同じです。むしろ見た目は野暮ったさが若干軽減されたように思います。カムの動きもレバーを動かしたときの感触も全く同じといって良いつくりです。これほどあからさまなパクリはヒラメ信者的に許し難いようであり、しかしヒラメのハイプライスはどうにかならんのか? と思っていたこともあり、非常に複雑な印象でした。

しかし、実際にクイッカーのそれを使ってみると、これがとんだ食わせモノだったということを思い知らされ、私の中でヒラメはさらに神格化されていくのでした。

(つづく)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

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