酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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やっぱりエセエコ

今日、たまたま八王子方面に所用があったので、帰りに首都高の代々木パーキングエリアに寄ってみました。駐車スペースはほぼ倍増となって41台駐車できるようになったそうですが、かなり混み合っていて、おおよそ9割は埋まっていたと思います。

yoyogi-pa_exterior.jpg

建物の外観はご覧のとおりで、丸ごとドトールコーヒーのフランチャイズ店みたいな雰囲気すら漂っています。が、実際は商品を受け渡すカウンターしかなく、席はレストランと共用になっています。そうした施設の殆ど全てが2階にあり、1階には建物の外に飲み物の自販機が何台か並んでいるだけでした。

で、例の風力と太陽光の「ハイブリッド発電設備」で携帯電話のバッテリーを充電する充電器は建物入口のすぐ脇にありました。

yoyogi-pa_pdc-charger1.jpg

しかし、これにすぐ気付く人は殆どいないでしょう。というのも、この向かいに渋滞情報などのインフォメーションモニタがドドーンと2台並んでおり、まずそちらに視線を奪われてしまいますから。

建物の外からは丁度ドトールコーヒーの看板の影あたりになりますので、この充電器があると知っていた(というより、この充電器を見に来たといったほうが良いかも知れません)私も最初は気づかずに素通りし、2階を見回ってもなかったので降りてきたら発見したという状況でした。大概の人はこの存在に気付かないか、気付いたとしても帰り際でしょう。

yoyogi-pa_pdc-charger2.jpg

4台の携帯電話を同時に充電でき、暗証番号でキーロックされるロッカーのようになっています。ゴルフ場などにある貴重品ボックスみたいな感じでしょうか。各々のボックスのところに青いランプが点灯していますが、要するに誰も使っていないということです。当然のように誰も見向きもしていませんでしたし。

この充電器やこれに電力を供給する「ハイブリッド発電設備」の資源調達、製作、設置、保守管理、役目を終えて廃棄されるまでを含めたライフサイクル全般に投入されるエネルギーがこれを利用することによって回収されるエネルギーを下回るなどということは、どう考えてもあり得ないと思います。以前「のび太のちり紙」と題したエントリでも書きましたが、節約だと思ってやったことが実は浪費だったという本末転倒の愚行としか思えません。

この充電器の発電設備はパーキングエリアの入口を入ったすぐの路肩にあるようです。そこでつくられた電気の殆どは、この虚しく青く光る「空き」を示すLEDを灯すために消費され続けるのでしょう。合掌。

そもそも、このパーキングエリアでエコロジーを謳うのなら、建物の構造自体が間違っています。冒頭の写真でも雰囲気は伝わると思いますが、この建物は結構な高さの2階建てになっているんですね。そして、エントランスには立派なエレベータが2台並んで待ち構えています。

yoyogi-pa_elevator.jpg

この写真のすぐ右が建物の出入り口で、この写真を撮った場所はインフォメーションモニタと携帯電話の充電器に挟まれる空間ですから、普通の人は大概モニタを左手に見ながら、真っ直ぐこのエレベータに乗り込んでいくんですね。階段もあるのですが、モニタの裏側にあって、見上げても踊り場しか見えず、2階までは遠そうだと思わせるようなレイアウトになっています。ですから、みんなこのエレベータに乗っていくんですね。2台もあるので殆ど待たずに乗れますし。

しかも、パーキングエリアでもっとも利用頻度が高い施設だと思われるトイレも2階にあります。ですから、用を足したいと思った人もみんなこのエレベータに乗って2階へ上がって行くわけです。私がいた間、延べ数十人の利用客が出入りしていましたが、階段を使ったのは私以外に一人もいませんでした。といいますか、このとき雨が降っていましたので、2階も人が通ったところは痕跡が残っていたのですが、階段に関しては私が昇降した痕跡しかありませんでした。

トイレに行くだけという人も含め、殆どの利用客がエレベータを利用する首都高代々木パーキングエリア。たぶん、日本でもっともアンチ・エコロジーなパーキングエリアじゃないかと思います。

テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

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