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最強の携帯ポンプかも? (その1)

以前、かなりのベテランとおぼしきローディな方がとある携帯ポンプを大絶賛している書き込みをネットで見かけました。しかし、聞いたこともないブランドで、その見た目といい、「ダイヤポンプ」という昭和チックなネーミングといい、同社の商品ラインナップといい、本格的なスポーツサイクルとはおよそ無縁な雰囲気でした。実際、私がよく利用するオンラインサイクルショップには同社の影も形もありませんでしたし。それは・・・

フルプラ

というメーカーで、主力商品はポンプ式のスプレーになるようです。事業内容を見ますと、園芸用品各種・家庭日用品各種などもありますので、やはりメインの販路はホームセンター系になるのだと思います。

件のポンプはOリングやブッシュ、ホースなどのゴム製部品を除いて殆ど全てエンジニアリングプラスチックで作られているそうなんですね。「フルプラ」という社名はそうしたところから「フル・プラスチック」を意味しているのかと思いました。が、社名の英文表記は「FULLPLA」ではなく「FURUPLA」となっており、代表者が古澤さんという方ですから、要するに「古澤プラスチック」をベタに略した社名なのでしょう。

こんな感じですから、正直なところ当初は半信半疑でした。が、色々スペックや構造などを確認してみますと、見た目の雰囲気とは裏腹に、かなり硬派な内容だと解りました。トピークのモーフシリーズのように地面に立ててフロアポンプの要領で加圧することもできる構造になっていて、「高圧10kgf/cm2までらくに加圧できる」と謳っているんですね。

furupla_no940.jpg
FURUPLA DIA PUMP No.940
写真に向かって左側がハンドル、右側がヘッドになりますが、
シリンダはハンドル側、ピストンはヘッド側につながる構造で、
一般的なポンプの逆になっています。


デフォルトはシュレーダー(米式)バルブ用なのですが、アダプターが4種類付属していて、プレスタ(仏式)にもウッズ(英式)にも、ボールの空気入れとしても使用でき、これらのアダプターはハンドルを回して外すと現れる空洞に格納しておくことも可能になっています。ま、私にはプレスタ用のアダプタだけで充分ですが。

デフォルトのシュレーダー用ヘッドはネジを回すとちゃんとブッシュが圧縮され、キッチリとバルブをくわえ込んで固定されます。このヘッドも口金こそ金属製ですが、他は全てエンプラ製ゆえ高級感などありません。ただ、コンパクトな割につくりは結構シッカリしています。

furupla_no940_hed.jpg
デフォルトのポンプヘッドはエンプラ製のシュレーダー用で、
ここに各種アダプタを装着して対応する方式になっています。


この種のポンプはシリンダを固定し、ピストンを往復させるのが一般的かと思いますが、これは全く逆です。ピストンのシャフトが太いパイプ状になっていて、Oリングを2重にかませたピストンにその穴が貫通しています。ピストン+シャフトを固定し、シリンダを動かすことで圧縮された空気はピストン+シャフトの中の穴を通ってホースを経、ポンプヘッドに送られる方式です。

furupla_no940_piston.jpg
ピストンは2つのOリングが高圧になっても空気を漏らさず、
シッカリ圧縮してくれます。
また、ポンピングはこのピストン側ではなく、
シリンダ側を動かす構造で、いわば倒立式です。
圧縮された空気はピストンとシャフトを貫く
穴を通ってホースを経、ヘッドまで送られます。


ホースの取り回しはトピークのモーフシリーズをはじめとした一般的なタイプと少々異なります。一般的なものの多くはスイベルジョイントになっており、サスペンションポンプのようにシリンダに沿わせて格納する方式になりますが、フルプラのこれは200mm少々のホースを真っ直ぐシャフトの中へ押し込むカタチになります。

furupla_no940_hoos.jpg
開閉リングをOPENの位置に合わせると
ホースを押し込んだり引き出したりでき、
CLOSEの位置に合わせるとロックされます。
写真はCLOSEの位置です。


このホースの格納方式は見た目もすっきりしますし、ロック機構も上手くできていて、かなり節度のある良い動きをします。立てたとき地面に接する部分にはちゃんと滑り止めのゴムも張られていますし、足かけは金属(たぶんスチール)製の単純なものですが、畳めば邪魔にならず、展開すれば必要な機能はちゃんと果たしてくれます。また、ホースを引き出さずに普通のハンドポンプのように使うこともできます。

で、これを実際に使ってみますと、かなりの実力の持ち主であることが解りました。

(つづく)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

コメント

むぅ、相変わらずシブイとこついてきますねー
このフルプラハンディ、見た目はホームセンターに売ってるなんちゃってポンプっぽいですが・・・
アルミ地orカーボン以外はおもちゃの時代に赤黄緑灰のベタな配色・・・
どーしても外見では触手は動かないのですが石墨さんのbrogを見てると興味が・・・w
でもネット検索しても自転車サイトには置いてなさそう・・・
brog続きが気になります!

  • 2008/05/27(火) 00:40:34 |
  • URL |
  • kay@ocha's web #-
  • [ 編集]

kayさん>

私もたぶんこのグレーが何とか許容範囲で、
信号よろしく赤・黄・緑しかなかったら買わなかったと思います。

これの何処がグッドデザインなのか、
相変わらずグッドデザイン賞の選定委員の審美眼と
私のそれとは噛み合いません。

が、モノとしては良くできていますし、
何よりここまで高圧に耐える携帯ポンプというのは
そうザラにはないと思います。

ま、ここまでの高圧が必要ない人には訴求力もないと思いますし、
10kgf/cm2程度で足りるならコレを選ぶ理由は殆どないでしょうね。

  • 2008/05/27(火) 22:20:29 |
  • URL |
  • 石墨 #PxDbU/1w
  • [ 編集]

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