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最強の携帯ポンプかも? (その2)

とあるネットの書き込みでその存在を知ったフルプラというメーカーのダイヤポンプ・ハンディタイプという携帯ポンプですが、その垢抜けない見た目や商品名とは裏腹に、予想を遙かに上回る性能を秘めていたことに私は驚愕しました。

まず、感心したのは体重をかけて加圧してもビクともしない剛性の高さでした。主要なパーツの殆どがプラスチック製なので、手にとった感触だけでは本当に10kgf/cm2など入るのか? と疑ってしまいそうですが、シャフトが太くて肉厚があり、非常にガッチリとできています。体重を乗せてシッカリ加圧してもビクともしないんですね。

ハンドルもシリンダの径とほぼ同じでL字に曲げてあるだけですから、剛性感も充分です。太さもありますから高圧になっても掌にかかる圧力がさほど集中しないため、あまり痛くなりません。また、重量を軽減するための肉抜きも力のかかり方がきちんと計算されており、位置的も適切だと思います。

こうしたハンドルが邪魔にならないようにヒンジを設けてストレートにしてやろうと考えるケースも非常に多いのですが、落ち着きが悪くなってしまったり、強度が損なわれたり、シリンダとのクリアランスが狭くて指を挟みそうになったり、却ってデメリットが目立つ場合もあります。フルプラはこうした余計な考えを捨ててシンプルに作ったのが正解だったと思います。

で、本当に10kgf/cm2まで入るのか? まずその点を確認してみましたが、嘘偽りはありませんでした。といいますか、プレスタ用アダプタはパッキンがあまり締らず、10kgf/cm2を超えるあたりでここから空気が漏れ、それ以上はなかなか入っていかないという状態でした。ま、この辺はバルブとの相性もあると思いますので、全てのケースに当てはまるとは限りませんけど。

furupla_valve-adapter.jpg
フルプラ・ダイヤポンプに付属するプレスタ用アダプタ
デフォルトのシュレーダー用ヘッドは口金が金属製ですが、
このアダプタはプラスチック製です。
ネジを締め込めばいくらかパッキンを圧縮しますが、
デフォルトのシュレーダー用ほどではありません。


私が試した条件では、このアダプタのせいで10kgf/cm2を超えたあたりで頭打ちという感じなんですね。でも、デフォルトのシュレーダー用ヘッドはガッチリくわえ込んでまだ余裕が感じられましたから、高圧に耐えるプレスタ用のアダプタを使えばよいのでは? と思いました。

panaracer_valve-adapter.jpg
パナレーサーの仏式バルブアダプタ

ということで、パナレーサーの仏→米アダプタを使ってみました。これは真ちゅう製で、プレスタのバルブキャップを取付けるねじ山へ装着するものですが、ちゃんとラバーパッキンが仕込まれています。これをキッチリねじ込んで、フルプラのデフォルトのヘッドを装着してみました。すると、びくともせずに入るのなんの、凄い実力を示してくれました。

ただ、ラバーホースを収納する機構がネックになってしまいました。この構造自体も上手くできてはいるのですが、さすがに13kgf/cm2前後でホースの根本あたりから少し漏れはじめ、私が試した範囲では13.5kgf/cm2に少し届かないくらいで頭打ちとなってしまいました(これも多少の個体差はあると思いますが)。

しかし、これは凄いことです。それなりにちゃんとしたフロアポンプでさえ到達できる製品が絞られていくこの領域に、フルプラのダイヤポンプは(アダプタの性能は別ですが、ポンプの性能としては)充分カバーできることが確認できたのですから。

MTBのエアサスに用いるサスペンションポンプでもこの領域の高圧はこなせますが、1回のポンピングで入っていく量が絶望的に少ないゆえ、実用的とはいえません。しかし、このフルプラのダイヤポンプは少ない量をチマチマと送っているわけではなく、このクラスの携帯ポンプとしては常識的なボリュームです。これはシリンダのボアとストロークの設定が適切で、また各部の気密性が非常に高く、高圧に耐えるようにできている故だと思います。

殆どの部品がプラスチック製とはいえ、かなりの肉厚になっているせいか、決して軽くはありません。が、重量は実測で237gでしたから、このクラスとしては標準的かと思います。

ま、私もそんなに沢山の携帯ポンプを試したわけではありませんが、それにしてもここまで高圧に耐えるものは他に出会ったことがありません。もしかしたら最強なのではないかとさえ思います。鉄道や航空機による移動でフロアポンプまでは持って行けない状況でも高圧までしっかり入れたいといったケースでは、強力な味方になってくれるかも知れません。

そうそう、肝心なことが最後になってしまいました。

メーカーが保証しているのは10kgf/cm2までですので、それ以上の加圧は自己責任ということになります。ここでご紹介したやり方を真似されてトラブルに至っても(株)フルプラはもちろん、私も補償できませんので、その点はご承知おき下さい。

(おしまい)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

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