ここんちは『The Chaser's War on Everything』という社会風刺番組で捕鯨問題を取り上げた際、「日本人が鯨を殺すのは調査が目的ならば、我々も日本人を調査するために日本人を殺そう」という趣旨で、駐豪日本大使に「調査のため、あなたを殺します。」といいながら追いかけまわすという映像が放送されたそうです。
ま、そんな感じの感情的でラディカルな番組を放送するような局だからかも知れませんが、子供向けに『PROF.SCHPINKEE'S GREENHOUSE CALCULATOR』というこれまたラディカルなゲームを作りました。

PROF.SCHPINKEE'S GREENHOUSE CALCULATOR
サブタイトルには「find out when you should die!」とあります。要するに、11の質問に答えていくことでCO2の排出量が積算されてゆき、規定値を超過すると何歳で死ぬべきなのかが解るという趣向です。

規定のCO2排出量を超過するとブタに見立てた被験者が破裂し、
ご覧のように床が血で染まって「オマエは○○歳で死ぬべき」と出ます。
地球温暖化がCO2の温室効果で引き起こされていると科学的に証明されていて、なおかつ、そのCO2の増加が人為的なものであることも科学的に証明されていて、さらにこの気候変動が本当に破滅的な悪影響をもたらすことも科学的に証明されているなら、このくらいラディカルでも許されるでしょう。が、いずれも単なる推測(というか空想)の域を出ないレベルでしかありません。
これを以て、子供に何歳で死ぬべきと脅迫するのは明らかに度を超しています。こうしたラディカルな考え方が許される状態というのは、要するに集団ヒステリーに陥っているということでしょう。
それにしても、普段利用するのが「モーターバイク」より「タクシー」のほうがCO2排出量が少ないというのは理解できませんが、こういうメチャクチャな内容が看過されるのも集団ヒステリー状態ならではなのかも知れません。