酒と蘊蓄の日々

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勝つのは誰だ?

間もなくスタートするツール・ド・フランスですが、各メディアの優勝予想はやはり本命がカデル・エヴァンス(サイレンス・ロット)、対抗はアレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ)で、これ以外の予想は殆ど見かけないくらい、ガチガチの下馬評になってますね。ま、実力や実績から見て、私もその通りだと思いますが。

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Cadel Eevans

エヴァンスの実力は山岳もTTも非常にハイレベルで、典型的なオールラウンダーとして現在最高レベルにある選手の一人だと思います。約3週間に及ぶ長丁場のグランツールで総合優勝を経験してませんが、昨年のツールは23秒という史上3番目の僅差(1989年の8秒、1951年の22秒に次ぐ僅差)で優勝を逃した状況でしたし、不安というほどの要素とはいえないでしょう。

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Alejandro Valverde

バルベルデも非常にバランスのとれた選手ですが、ツールとの相性の悪さがやや気になるところでしょうか。2005年は膝の故障で中盤リタイヤ、2006年は直前にドーピングスキャンダルで有力選手がゴッソリ出走を取りやめ、Jスポーツのサイトで優勝候補として紹介されていた選手では彼一人が残るといった事態に陥りましたが、序盤の落車で早々に姿を消しました。昨年は一時総合2位に付けるも、中盤くらいから失速、初完走は果たしたものの総合6位にとどまりました。彼の実力からしてこれは不本意な結果だったと思います。

ただ、今シーズンの戦績はなかなかのものです。ワンデークラシックのリエージュ~バストーニュ~リエージュを制しましたし、ランス・アームストロングがいつもツール前の最終調整に利用してきたドーフィネ・リベレも制しましたし、かなり調子は良さそうです。

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Damiano Cunego

ジロに傾倒する選手が多いイタリア人にあって、今年あえてジロをスキップしたダミアーノ・クネゴはツールの総合優勝を狙う旨、公言して憚りません。今年のツールは山岳の比率が高く、彼の苦手なTTは第4ステージの29.5kmと第20ステージの53kmのみで、例年ほどのボリュームがないというコース設定も千載一遇のチャンスといえるでしょう。

「ミスター・ジロ」とも呼ばれるジルベルト・シモーニをエースに据えたサエコ(当時)のアシスト選手として出場した2004年のジロでステージ4勝をあげ、シモーニからエースの座を奪って総合優勝を飾ったのは弱冠22歳のときでした。26歳となった今年、本気でツールを獲りに来ただけに、彼にも目が離せませんね。

さて、今年は誰が勝つのでしょうか?

やはり、順当にいけばエヴァンスだと思います。が、判を押したような予想では面白くないので、ここは大穴狙いでいきますと、アンディ・シュレク(CSC)なども気になる存在です。

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Andy Schleck

もっとも、CSCがエースに据えるのはカルロス・サストレになるでしょう。昨年が4位、一昨年は3位と、ツールでも安定した戦績を重ねてきましたし、クライマーといえる脚質の彼にとって山岳の比率が高い今年のツールは彼向きのコース設定といえます。

また、セカンドエースを勤めるのは恐らくアンディの兄、フランク・シュレクになると思います。先のツール・ド・スイスで崖下に転落した大落車(←リンク先の「Next」をクリックすると続きが見られます)の影響がないか多少不安もありますが、大きなケガはなかったと伝えられていますし、あのときも自力で這い上がってそのままレースにも復帰しましたし、特に問題はないのでしょう。

となると、順当にいけば今年初出場のアンディがアシスト役に回るのはほぼ間違いないと思います。が、約3週間に及ぶツールでは何が起こるか解かりません。個人的には彼のようなダークホースが一気に突っ走ってしまう展開が大好きなので、活躍を期待したいところです。

彼は昨年のジロで総合2位と新人賞を勝ち取った実力もありますし、そのとき難関の激坂ゾンコランでは同年の山岳賞を獲った当代きってのクライマーであるレオナルド・ピエポリ(サウニエル・ドゥバル)と好勝負を演じました。加えて、2005年には母国ルクセンブルクのTTチャンピオンにもなっているオールラウンダーです。

さらに、昨年準優勝を飾ったジロを今年はスキップし、ツール・ド・スイスで調整してくるという、近年ツール総合優勝を狙う選手たちが踏むステップを彼も踏んでいます。まだ若く経験不足も懸念されますが、逆に失うものがない選手ほど予想外の活躍をしてくれるものですから、大いに注目したいと思います。(ま、そんなに簡単に勝てるほどツールは甘くないのも重々承知してますが。)

もう一人、若手では先のツール・ド・スイスを制したリクイガスのロマン・クルージガーもちょっと気になる存在です。ま、正直なところ私は彼の素性について殆ど知りませんので、何とも言い難いところですが、先のツール・ド・スイスの超級山岳クラウセンパスで行われたTTを制した走りはなかなかのものでした。山に強い選手に有利な今年のツールでも大暴れしてもらいたいですね。


主催者ASOの独善でアスタナが排除され、ディフェンディングチャンピオンであり、現在世界最高の選手と目されるアルベルト・コンタドールが出場できないのは返す返すも残念です。が、その分だけ出場選手達には好勝負を期待したいところです。

テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ

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