酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

内側が見えた!

先月パブリシティされた新型デュラエース7900シリーズですが、誰もが予期していたとおり、今年のツールでは大々的に投入されています。その画像もいくつか入ってきましたが、個人的に大いに気になっていたアウターチェーンリング内側と、そこに噛み合うチェーンプレートの形状は、やはり複雑なものに変わったようです。

79dura-cl1.jpg

マルティン・マースカント(ガーミン・チポレ)のバイクにインストールされた79デュラのクランクセットですが、キモになりそうなチェーンリング裏側の形状が確認できます。

79dura-cl2.jpg

こちらはクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(ガーミン・チポレ)のバイクになります。長円形のスパイクピンは78デュラの後に発売されたコンパクトクランクFC-R700とさほど変わらない印象ですが、とにかく刃先の形状や、そこから一段下がったチェーンプレートを引っかけたり、スムーズに脱線させたりするためと思われる凹みなど、もの凄い作り込みになっています。

78dura-r700-cl.jpg

これは私が使用している現行78デュラ(写真右上)とコンパクトのR700(写真左下)のチェーンリング内側ですが、やはり79デュラとは比べるべくもありませんね。現行のこれらも非常に優れた変速性能を持っていると思いますが、79デュラでさらにどれだけ向上したのか、大いに気になるところです。

一方、このアウターチェーンリング内側と噛み合わさるチェーンプレートの形状も単純な丸みを帯びたヒョウタン形ではなくなったようです。

79dura-cn.jpg

写真に向かって右上と左下が少し削られた感じになっているようですが、プレートの形状そのものが左右(進行方向に対して前後)対称ではないようにも見えます。この微妙に変化がつけられたプレートの形状とチェーンリング内側の形状が各々最適設計され、キレイに噛み合ってスムーズにインナーからアウターへチェーンを掛け替えられるように改良されたのではないかと推測されます。

今般のフルモデルチェンジで互換性を犠牲にしてもシマノがやりたかったのはコレだったのだと私は思います。

red_cl.jpg

スラムのチェーンリングは肉抜きための切削がメインといった感じでチェーンの動きに関わるような加工は78デュラと比べても複雑ではない印象です。ちなみに、写真はクリストフ・モロー(アグリテュベル)のバイクで、クランクアームは下級モデルのライバルになっていますが、チェーンリングは最上級のレッドを使用しています。プロ選手には時々いますが、モローもカーボンクランクが好みではないのでしょう。

rec_cl.jpg

カデル・エヴァンス(サイレンス・ロット)のTTバイクですが、カンパニョーロはスパイクピンを除いてノッペラボウといった感じです。シマノのそれと見比べてしまうと、前時代的にすら見えます。


ロードバイク用コンポーネンツの二大メーカーが相次いでフラッグシップモデルの新型を発表しましたが、ワンテンポ遅れたカンパは誰にでも解りやすい11sというスペックを引っ提げてきました。シマノにしてみれば、カンパに美味しいところをゴッソリ持って行かれたような感も否めません。

ただ、個人的にはシマノのこの地味なアウターチェーンリングとそれに最適化させたチェーンプレートのほうが技術的に高度なことをやっているように思います。

リヤの多段化はスプロケットの厚みとそれぞれの間隔を設定し、強度的に問題のないよう素材の見直しを図れば構造的には現状維持でも成立するでしょう。が、変速性能を向上させるための構造面の見直しは要素が非常に複雑です。また、製造面においても加工の手間とコスト上昇を如何に抑えるかといったマネジメントも必要になってきます。

私は決してシマノの回し者ではありませんが、79デュラのアウターチェーンリングの内側を見てしまうと、大いにそそられるものがあります。ま、これは一種のフェティシズムなのでしょう。

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ishizumi01.blog28.fc2.com/tb.php/185-e2fc7975
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。