酒と蘊蓄の日々

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マリア・ネッラ復活?

ツール・ド・フランスの「ランタン・ルージュ」というのをご存知でしょうか? 貨物列車の最後尾に付ける赤いランタン、つまりテールランプに由来するもので、総合最下位の選手に与えられるゼッケンです。要するに、マイヨ・ジョーヌの間逆、与えたれた選手には非常に不名誉なものといえるでしょう。

実は、かつてジロ・デ・イタリアにも同様のものがありました。しかも、ゼッケンではなく、ジャージで。ご存知のように、ジロのリーダージャージは「マリア・ローザ」というピンクのジャージですが、最下位の選手が着せられたのは「マリア・ネッラ」という黒のジャージだったんですね。ゼッケンなんかよりメチャメチャ目立ちますし、色も色ですから、選手にとってはかなり屈辱的だったんじゃないでしょうか?

ま、でも悪趣味だということで、1946~1951年のわずか6年で廃止されましたけどね。

実は、1951年に最後のマリア・ネッラを着たのはジョヴァンニ・ピナレロでした。そうです。あのピナレロです。いまは息子のファウストが仕切ってますが、あの自転車メーカーの創業者です。

G_Pinarello_1951.jpg
最後のマリア・ネッラを着るジョヴァンニ・ピナレロ

彼はこの翌年、プロレーサーとして現役を続けながら、イタリアのトレヴィーゾに自転車店を開業しました。ピナレロブランドはここから始まったわけですね。

ピナレロの工房には、あのファウスト・コッピとジーノ・バルタリ(二人ともツールで2度、ジロで5度総合優勝している往年の名選手)がボトルを受け渡す写真が今も飾られているそうですが、その写真にはバルタリの筆で「ジョヴァンニ、君はジロでマリア・ネッラを着たが、君の人生はマリア・ローザだよ」とサインされているそうです。

そろそろ本題に入りましょうか。今年、ジロでこの最下位の証が復活するそうなんですね。やはりジャージではなく、ゼッケンになるそうですが。

numero_nero.jpg

イメージサンプルになりますが、もちろん黒です。何だか喪章のようでもありますが、黒いジャージよりマシでしょう。ま、これがジャージとして復活したなら「最後のマリア・ネッラを着た男―ジョヴァンニ・ピナレロ」の逸話から「最後の」が抜けることになってしまいますから、個人的にはこれで良かったとも思います。

が、そもそも何で最下位を明示する必要があるのか私にはよく解りません。これがまだ個人戦の時代だったらともかく、現在はアシスト選手にとって総合順位は元より、完走するか否かも重要なことではないハズなんですけどねぇ。

テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ

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