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現代の免罪符

CO2温暖化説に否定的な立場の私から見てもCO2の排出削減は化石燃料の消費削減という意味で非常に意義のあることだと思います。が、「免罪符」という宗教慣習の上で歴史を重ねてきたヨーロッパ人は「カーボンオフセット」という免罪符同様の発想を以てCO2温暖化説を金儲けの道具にしているのは皆さんもよくご存じのことと思います。

カーボンオフセットの理想論だけに傾注していればメリットがありそうだと思われる方も沢山いらっしゃるでしょう。しかし、どんなに視野が狭い人でもカーボンオフセットが「免罪符」同然に利用されることが解るような商品が発売されますので、ご紹介しておきましょう。

(株)カーメイト “カーボンオフセット付 リモコンエンジンスターター” 発売

 株式会社カーメイト(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:村田隆昭)は、カーボンオフセット付のリモコンエンジンスターター 『TE-W2200EG』 を、平成20年10月上旬に発売いたします。
 この製品は、冬期1シーズンのアイドリングで排出される二酸化炭素を相殺する相当量の排出権(一台あたり200kg-CO2e)を付加したカーボンオフセット対象製品で、京都議定書が定めた日本の温室効果ガス削減目標に貢献する製品となっております。

(後略)

免罪符付リモコンスターター

(C)カーボンフリーコンサルティング 2008年9月24日


要するに、冬場クルマに乗ったとき寒いのは嫌だとか、凍った窓を溶かすのが面倒とか、そういう理由で屋内からワイヤレスで暖機運転をさせておく装置に、インドの風力発電からCO2排出権を買って付けたので、デカイ顔をして暖機運転しても(一冬だけは)OKだよという商品です。「エコスタート」などと称し、カラーリングもグリーンとして思いっきり環境指向をアピールしていますね。

しかし、こうした無駄なアイドリングを積極的にさせる商品が「日本の温室効果ガス削減目標に貢献する製品」などと謳うこと自体、厚顔無恥も良いところです。

カー用品ショップの店頭には、燃費向上とかパワーアップを謳うインチキケミカル類、シートベルトの装着を形骸化させるようなクリップなど莫迦げた商品が山のように積まれています。が、山のように積まれているということは、そうした商品を喜んで買っていく人も沢山いるということです。そういう人たちにとっては、このリモコンスターターもエコ商品ということになってしまうのでしょう。

イメージ先行の似非エコが幅を利かせる昨今にあって、カーボンオフセットがエネルギー浪費の免罪符になっていたり、リサイクルが大量消費の免罪符になっていたり、何でもありの無法状態になっています。そろそろ実効性のある歯止めを設けていかなければ、こうした嘘に多くの人が気づき始めたとき、間違った方向へリバウンドしてしまうかも知れません。

テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

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