酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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買うのは来年だね

私は20年近く前に某美術大学に在籍していたのですが、現在は全く関係ない職業に就いています。子供の頃から絵を描くのが好きで、現在もたまに鉛筆画(先のエントリで使ったベントレーEXPスピード8のイラストも鉛筆だけでカリカリと描いたものです)とか、水彩画を描くこともありますが、それは本当にただの趣味でしかありません。

私は野外にイーゼルを押っ立てて描くのは人目が気になったり、色々気が散ってしまうのであまり好きではなく、カメラでバシバシとスナップを撮って、それを素材に自室でシコシコ描くほうが性に合っている感じなんですね。美大から籍を抜いた後にその方法に目覚め、カメラを持ち歩くようになって少しすると、気まぐれに現像も自分でやってみたくなりました。そして、そのままドップリと写真の世界の深みにハマリ込んでいった訳です。

最初は父から借りたり貰ったりしたミノルタの古いMF一眼レフ(XEとかX700とか)を使っていたのですが、やはり自分のカメラが欲しくなり、初めて買ったAF一眼がキヤノンのEOS 5でした。

EOS5.jpg
Canon EOS 5
買った当初は毎日のように持ち歩いていましたが、
現在は殆ど予備機の座に落ち着いてしまって
フィルムを通す機会もめっきり減りました。


これは測離点が水平に5つ並んでおり、眼球の動き(黒目の位置など)を検出してどの測離点を見ているかカメラが認識し、「見つめているところにピントが合う」というハイテクが売りのカメラでした。が、実際には視線を検出するまでのタイムディレイが気になったり、縦位置ではその機能が未対応だったりして、発展途上の中途半端なハイテク機能はあまり使い勝手が良くありませんでした。間もなく、私はセンターの測離点だけを用い、シャッターボタン半押しのフォーカスロックでフレーミングという普通の使い方に落ち着きました。

私がEOSシリーズをチョイスしたのは、フル電子化されたレンズマウントの将来性と、超音波モーターによる静粛で素早いフォーカシングを買ったからで、この判断はいまでも間違っていなかったと思います。そんなこんなでメイン機材をEOSシリーズに定め、レンズは何本か処分したり知人に譲ったりして現在は6本、ボディは4台ですが、他にもたくさんのカメラと暮らしていますし、趣味の道具としてこれだけあれば充分ということで、銀塩カメラの保有状況は10年くらい変わっていません。

EOS_1-kiss3-RT.jpg
私が愛用しているEOSたち
現在メインで使っているEOS 1N (左)、
旅行などで荷物を減らしたいとき用のEOS kiss III (右上)
中古で買ったペリクルミラーのEOS RT (右下)


デジタル一眼がリーズナブルな価格帯になってだいぶ年月が流れましたが、私としてはシステムを引き継げるEOSシリーズしか眼中にありません。また、イメージセンサが一般的なAPSサイズでは保有しているレンズをあまり生かせませんから、35mm判フルサイズのイメージセンサでなければ買わないと、かなり早い段階で決心していたんですね。その頃はフルサイズセンサというと100万円くらいするハイエンドモデルしかありませんでしたけど。

なので、3年前にEOS 5Dが発売されたときは猛烈にそそられました。ボディだけなら40万円弱、EF24-105mmF4L IS USMレンズとのセットでも50万円弱という価格は、フルサイズセンサ機がハイエンド市場にしか存在しなかったことを考えれば大変な破格でしたから。

とはいえ、40万円弱という価格は庶民の感覚からすればやはり高価です。MTBやノートPCを買ったばかりだった私にはちょっと手が出せず、しばらく様子を見ることにしました。すると、イメージセンサにゴミ取り機能が設けられたり、他社では液晶画面のスペックも大幅に強化されり、下位モデルがどんどん充実していったわけですね。それより見劣りする部分も目立つようになって、「後継機を待ったほうが良いか?」という迷いが大きくなっていきました。ボディ価格が20万円台前半まで下がってきたときは、かなり揺さぶられましたけど。

EOS_5D-mk2.jpg
Canon EOS 5D Mark II

で、先月中旬に発売が正式発表された後継機のEOS 5D Mark IIは、全般的なスペックが私の望む内容を概ね満たしていました。ファインダーの視野率が100%にならなかった点は残念ですが、先代は約96%でしたし、Mark IIの約98%はセカンドグレードとして妥当な線だと思いますから、これも納得はできます。予想店頭価格もボディだけで30万円程度(ヨドバシならポイントバックを含む正味で27万円程度)ですから、これも悪くないレベルでしょう。

ただ、今年はクルマを買い替えたり、ノートPCを買い替えたりして、現金での大きな支出が重なりました。デジタル一眼がすぐに必要というわけでもありませんし、発売直後はたぶん品薄でしょうし、待てばいくらか価格もこなれるでしょうから、焦ることもないでしょう。

また、このEOS 5D Mark IIの売りの一つがフルHDで動画撮影可能とか、どうでも良いような機能だったりします。これはデジタル一眼も機能面や性能面でかなりやり尽くされてきた状況を表すものだと思います。ということは、待っている間に欲しい機能や性能が下位モデルにどんどん投入され、次第に見劣りしていくといった先代の状況と今回とはかなり違うでしょう。

EOSの"5"は私にとって原点といえるモデルナンバーでもありますので、今度は買わないわけにいかなくなりそうです。が、やはり来年まで待つことにしました。

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真

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