酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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サイクルモード'08 (その1)

昨年一昨年も好き勝手にレポートさせて頂いたサイクルモードですが、今年も何とか都合を付けて行ってきました。幕張会場のスケジュールは11月6日(金)~8日(日)で、今年も3日間ありました。が、私のスケジュールは土曜日に仕事が入ってしまい、また諸般の都合で日曜日も早めに切り上げる必要があったりしましたので、例年ほどじっくり見ることができませんでした。なので、あまり期待しないで下さい。

さて、今回もっとも楽しみにしていたシマノの7900系デュラエース(以下79デュラ)ですが、期待を裏切らない仕上がりでした。私は現在7800系を使っており、特に変速系は改良の余地があると思えないくらい高い完成度だと認識していました。が、一度79デュラを味わってしまいますと、やはり従来のものは色あせてしまいますね。

ま、良くなっていなければわざわざモデルチェンジする意味もありませんし、シマノがそんな無駄なモデルチェンジをするようなメーカーだったなら、「自転車界のウインテル」と評されるレベルには至らなかったでしょう。しかも、今回は駆動系・変速系に関してフロントの互換性を犠牲にしていますから、それで良くならなかったらシャレになりません。

そのフロントの変速性能向上が今回のモデルチェンジでもっとも大きく進歩したと感じさせる部分でしょう。自画自賛で恐縮ですが、当blogでも以前にチェーンホイールの刃先や裏側の形状、そこと噛み合わさる表側(進行方向に向かって右)のチェーンプレートの形状が最適設計され、変速性能の向上が期待できるのではないかと推測しました。その読みに狂いはなかったと思います。

FC-7900(裏)
かねてから注目していた79デュラのチェーンリングの裏ですが、
見れば見るほど唸ってしまう複雑な構造になっています。


従来もフロントの変速性能についてシマノは他社を圧倒していたように感じます。私も何度となく軽さを求めてサードパーティのカーボンクランクになびきかけましたが、なかなか手を出す気になれなかったのもその点がネックになっていたからです。今回のモデルチェンジでまたそのアドバンテージを大きくしたといっても過言ではないでしょう。

CN-7900(裏)
CN-7900(表)
上の写真が裏(進行方向向かって左)側、
下の写真が表(進行方向向かって右)側になります。
裏は穴あきプレートになった以外は違いが解りませんでしたが、
表は向かって左下と右上が斜めに削られ、
この写真では解りにくいのですが、エッジは
かなり複雑な面取りがなされています。


特にワイヤーをリワインドしてアウターに掛け替えるときは感動的と評しても良いくらいで、一度このスムーズさを味わってしまうと7800系以前に戻れなくなるでしょう。また、トリム操作が不要で、アウター×ローが何の問題もなく使えるというのは、実用面で大きなメリットになるように思います。「アウター×ローなどで走っているのはド素人」といった認識が定着しているように思いますが、殊79デュラに関してはこれも充分にアリといえます。

「カンパのリヤ11s化より、アウター×ローが問題なく使える79デュラほうが実戦では有効なのでは?」という意見も少なからず聞かれますが、私もその可能性は大いにあるだろうと思いました。逆に、リヤは特段進歩した印象はありませんでした。互換性も保たれていますし、大きな手は加わっていない印象です。ま、コチラはこれ以上の性能といっても想像すらできない感じですが。

また、7800系やその世代の下位モデルでも評判の悪かったデュアルコントロールレバーの(特にブラケットの)形状ですが、比較的オーソドックスな形状に戻されました。従来はシフトケーブルを巻き上げるユニットがメインレバーの付け根に作り込まれていましたが、シフトケーブルも内装式となった79デュラはカンパやスラムと同じくブラケット側に移りました。その割にはブラケットのボリュームが増したような印象もなく、個人的には握りやすさも向上したように思います。

RHM9SL.jpg
ANCHOR RHM9SL
シマノのブースにあったデモ車はついたてを設けずに置かれ、
全周を常に人が取り囲んでマトモな写真が撮れませんでしたので、
アンカーのフラッグシップモデル(完成車は税込みで70万円)に組まれた
それで全般的な雰囲気をご確認ください。


従来のブラケットは長く突き出て背中が深くえぐられており、握る位置も深くなってしまいがちでした。人によってはそのほうが良いと思われるかも知れませんが、私は手が(足も)短いほうですので、ステムを以前より少し短めにして対応しています。が、79デュラは長いものに戻せそうな感じです。

こうしたブラケットの形状変更で微妙にポジションが変わってしまうケースもあるでしょう。ハンドルとの相性など他の要素との兼ね合いもあると思いますが、従来のものから交換するとき、現在のポジションを維持するためにステム交換が必要になる場合もあるかもしれません。

個人的には、ステムが短いよりある程度長さがあったほうが見た目も含めて好みですので、これは大歓迎ですね。また、見た目といえば、やはりシフトケーブルもハンドルに沿わせるほうがスッキリとして良い感じですし。

もう一つ見た目でいえば、レバーが従来のアルミ合金からカーボンになりました。が、そこはシマノらしく、表層に化粧カーボンをあしらうことはせず、単なる塗装で済ませています。この点はホイールのカーボンリムなども同様ですね。「カーボンはカーボン柄あってこそ」という人には向かないでしょうが、「レース機材にそんなデコレーションなど不要」と思う人にはコストダウンという意味でも良いでしょう。

(つづく)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

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