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サイクルモード'08 (その9)

2005年にミシュランを抜き、世界トップシェアのタイヤメーカーとなったブリヂストンはグループ内に自転車メーカーを抱えていながら何故か自転車用タイヤは手がけず、私たちサイクリストの間では常々話題に上っていました。そのブリヂストンからロード用タイヤが発売されたのは皆さんもご存じのことと思います。

ブリヂストン・エクステンザ
BRIDGESTONE EXTENZA
まずはロード用のレース向けとロングライド向け
2本立てですが、MTB用も展開されるでしょうか?


タイヤは見た目の印象から性能の善し悪しが判別しにくいパーツの代表格みたいなもので、実際に手に取ったくらいではよく解りません。リムに嵌めてエアーも充填されていましたが、価格に見合った仕上がり具合という以上に特段印象的なものはありませんでした。

これがホイールに組まれた状態なら軽く回してやるだけで真円度の具合も容易に解るのですが、リムだけではその辺のチェックも難しいところです。ま、ヴィットリアのチューブラータイヤのように少し真円度が低いタイヤでも、実際の走行にそれほど悪影響があるわけではありませんから、あまり目くじらを立てることではありませんけどね。

ブリヂストン本体のサイトにこのエクステンザは影も形もなく、ブリヂストンサイクルの扱いとなっています。パンフレットを見てもブリヂストンサイクル開発2課長の春日さんという人とテストライダーを務めた田代恭崇氏(元ブリヂストン・アンカー所属でアテネ五輪日本代表、現在はブリヂストンサイクル販売企画部所属)の両名のコメントが掲載されているのみで、ブリヂストン本体は関与していないような印象です。

ブリヂストン本体が関わっているなら生産もブリヂストン本体という可能性は捨てられませんが、雰囲気的にそのような状況ではないような気がします。もちろん、ブリヂストンサイクルが自社工場を立ち上げたとも思えません。いずれにしても、これまで一切手がけてこなかった自転車用タイヤをブリヂストングループ内で生産するとなれば、そのための設備投資が不可欠です。

今後ラインナップを拡充していくにしても、出端にロード用タイヤ2種類のみという状況では、そこまでの投資をしているとは考えにくいところです。やはりどこかのOEMメーカーで委託生産という格好になるような気がします(あくまでも個人的な憶測です)。

「エクステンザ」というネーミングは四輪車用のスポーツタイヤ「ポテンザ」にイメージがつながりますが、モーターサイクル用の「バトラックス」とはかすりもしません。技術的にはモーターサイクル用のほうが近いハズですが、あえて四輪車のそれを彷彿とさせるネーミングを選んだのは、F1でも用いられている「ポテンザ」ブランドのほうが遙かに有名で、訴求力が強いというマーケティングリサーチ結果が出たとか、そんな感じの理由なのだと思います。

ま、タイヤの場合は見た目で構造的な特徴や性能を表現するのは難しいですから、ケミカル類ほどではないにせよ、イメージは重要なポイントになるのでしょう。

三ヶ島チタンベル

三ヶ島といえばペダルですが、チタン製のベルを発売するそうです。フォルムも音色も良いのですが、価格が3800円と下手なサイコンより高いくらいで、自転車から離れるときに残しておくのも少々心配です。取付方法は最近のキャットアイと全く同じラック状のベルトをスクリューで締める方式ですから簡単に外せますが、駐輪する度に着脱となれば面倒くさくなります。ここは簡単には着脱できないキー式スクリューとか、そういう方向で考えたほうが良かったかも知れません。

BD-1ミニチュアモデル

BD-1やブロンプトンなど魅力的な小径車の輸入元ミズタニ自転車のブースに飾られていたBD-1の1/6スケールのミニチュアモデルです。詳しくはミズタニのサイト内にあるご参照頂くとして、その精巧な仕上がり具合はかなりのレベルです。これまでにも自転車のミニチュアモデルは発売されましたが、一線を画すといっても過言ではないでしょう。

私は一時期ミニチャンプス(←リンク先はいきなり音が出ますので、スピーカーをONにしている方はご注意を)などのミニカーをコレクションしていたこともあり、普通の人よりは少し目が肥えているつもりです。その目で見ても、BD-1のコレは量産品としてかなりのクォリティで、大したものだと思います。ま、価格も18,000円ということで、それなりではありますけど。

要潤トークショー

右の男性は要潤さんというタレントさんだそうです。聞き手の女性は昨年も鶴見辰吾さんと今中大介さんとの対談のときもMCを務めていましたが、今年も浅く腰掛けて何かの拍子でコケるのではないかと心配で、話の内容より気になりました。

ということで、他にも色々見てきたのですが、キリがないので個別の話題はこのくらいにしておきます。

サイクルモード全般(幕張会場に限ります)を通じて感じたことは、昨年と大差なかったという印象が強かったですね。昨年は試乗コースのレイアウトを大きく見直して動線の乱れが解消され、MTBの試乗会場を分けたことで展示スペースが増すなど、会場内の雰囲気がずっと洗練された印象でした。

しかし、今年は昨年に準じた感じで、大きく変わった印象はなく、会場内で見かける業界有名人の顔ぶれも大差ありませんでした。良く言えばこなれてきた感じ、悪く言えばマンネリ化しつつある感じです。

一番強く感じたのは、来場者が多くなったということでしょうか。私の場合、昨年までは土曜日で今回初めて日曜日に行きましたので、条件が同じといえるかどうか解りません。が、一昨年より昨年のほうが、昨年より今年のほうが多くなった印象です(具体的な来場者数がどう変化しているのか知りませんので、あくまでも印象です)。

ま、人が多いこと自体は決して悪いことではないのですが、午後の混み合う時間帯はボチボチ飽和状態に近づいている感じです。このペースで増え続けると数年後にはかなり苦しい状況になるかも知れません。かといって安易な拡大路線は内容が散漫になりがちですから、その辺をどう舵取りしていくかは難しいところでしょう。

一昨年までは近い時期に東京ビッグサイトで東京サイクルショーが行われており、コチラは小径車やシティサイクルなどカジュアルな自転車と、業界向けの部品メーカーなどが中心でした。が、昨年には東京バイクビズと改称され、一般客入場不可の完全業者向け見本市に転身しました。サイクルモードとの棲み分けをもっと上手くやっておけば、現在とは違った状況になっていたかも知れません。

その東京バイクビズは公式サイトが2007年から更新されておらず、会場となってきた東京ビッグサイトの検索機能で調べてみてもそれらしきイベントはありませんでしたから、もしかしたら消滅してしまったのかも知れません。

業界こそ違いますが、私も今月中旬に東京ビッグサイトで開催された某展示会に出展者として関わりました。展示会の雰囲気は出展者によるところも小さくはありませんが、参加企業1社だけではやれることに限界もあります。やはり主催者サイドのビジョンが重要なポイントになってきます。如何にニーズを読みつつニーズに振り回され過ぎないかというバランス感覚が重要になってくるように思います。

最近は原油価格も従来の正常なレベルに戻りつつあり、高騰していたそれに後押しされて自転車に乗り始めた人たちも飽きてくれば、空前の自転車ブームは終焉を迎えるかも知れません。あるいは、環境志向や健康志向の高まりで自転車はブームから脱皮し、一つの文化として深く根を下ろすかも知れません。これからの何年かがそのターニングポイントになると思いますし、サイクルモードの雰囲気はそのバロメーターになるのではないかと思います。

(おしまい)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

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