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本当は怖い風力発電

風力発電を「美しく優雅」という人たちもいますが、そういう主観は別にして、様々なトラブルで周囲に危険を及ぼすこともあるという事実は知っておいたほうが良いかも知れませんね。

有名どころでは風力発電先進国のデンマークで撮影されたこの決定的瞬間です。



それを伝えるニュース映像も投稿されています。



こうしたタービンブレードは、もちろん制御されています。ブレードの仰角を油圧装置などで変化させ、揚力の発生を変える「ピッチ制御」、ブレードの形状を工夫することで風の強さに応じて相対流入角が変化するようにし、失速状態を作り出すことで回転を制限する「ストール制御」などです。

この衝撃映像の風力発電施設はマネジメントのミスなのか、設計や製造上のミスなのかよく解りません。が、所詮は人間のやっていることですから、こういう事故もあるということですね。

ここまで激しいものでなくても、煙や火を噴いている映像もYouTubeには幾つも投稿されています。







日本でも強風や落雷による破損は幾つも例があるのですが、風力発電は「未来志向の自然エネルギー利用」というストーリーを一所懸命描き続けている日本の大衆メディアはそういう事故をあまり報じないんですね。原発ならちょっとした異常でも大きく報じるのと極めて対照的です。

台風による宮古島風力発電の被害1
台風による宮古島風力発電の被害2
台風による宮古島風力発電の被害3
台風による宮古島風力発電の被害4

これらの写真は2003年に撮影された宮古島の施設です。30年ぶりくらいの記録的な台風でことごとく破壊された風力発電設備は、1,2,6号機がドイツのエネルコン製(ピッチ制御)で、3~5号機がデンマークのミーコン製(ストール制御)です。外観上は大きな被害のないものもありましたが、1,3,5号機はタワーが倒壊、3,5号機についてはそれに伴って周辺の道路を封鎖するという甚大な被害を被りました。詳しくは『宮古島の風力発電設備被害の調査結果について』(←リンク先はPDFです)をご参照下さい。

また、イギリスでは風力発電設備が正常に稼働していても、周囲が危険にさらされているという報道がありました。

風車より落下した氷塊とその危険にさらされる人たち

この人たちが手に持っているのは氷の塊ですが、彼らのバックにかすんで見える風力発電設備のタービンブレードなどが凍り付き、それが降ってきたということだそうです。タワーの高さは80m、氷塊は長さ30cmを超えるものもあるそうですから、直撃を食らえばただでは済まないでしょう。

日本では野鳥の保護を訴える人たちがバードストライクの被害を訴えたり、低周波や電磁波などの悪影響を懸念する声もありますが、ここでご紹介したように人間にとっても直接的な危険があるということは広く一般に知られていないように思います。

風力発電が「環境に優しいエネルギー」と世間一般に認識され、その不安定さなどの問題点を深く考えもせずに「温暖化防止のためにも推進すべし」と煽るメディアの姿勢に、私は少なからぬ疑問を感じます。が、それを別にしてもこうした危険性は全く顧みられることなく、良いイメージばかりが一方的に伝えられているのは、やはり偏向報道といわざるを得ないでしょう。

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