酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リンクザバディはロケフリを超えるか?(その1)

2000年にソニーが「エアボード」という名でテレビの新たな視聴形態を提案したシステムは、後に「ロケーションフリー」(略称:ロケフリ)となってラインナップが拡充されていきました。テレビなどの映像と音声をリアルタイムでMPEG-2ないしMPEG-4に変換し、無線LANで飛ばしたり、ネットに繋がる環境ならどこでも(海外からでも)視聴が可能になるというシステムは、なかなか画期的なアイデアだと思います。

ロケフリ(システム概要)

例えば、一般的なポータブルテレビでは電波状態によって画質があまり芳しくなかったりします(私の家は周囲の建物の影響か特に電波状態が悪いらしく、アナログ/デジタルを問わず窓際でもかなりノイジーで見る気が失せるほどです)。また、ポータブルテレビは地上波放送くらいしか見られないでしょう。もう少し用途が広いものとしては、せいぜいワンセグチューナー内蔵のポータブルDVDプレイヤーといったところでしょうか?

ロケフリは屋外のアンテナと繋がったチューナーによる安定した映像を送受信できますし、BSやCS、あるいはケーブルテレビ、HDDに録りためたビデオなども、それらの機器と繋ぐことで送受信可能となります。無線LANやインターネットを経由して据え置きしてあるこれらの汎用映像機器を遠隔操作し、その映像と音声をIPパケットとして送受信できますから、無線LANのエリア内やネットに繋がる環境ならどこでも視聴可能になるわけですね。場所を選ばずに様々な映像コンテンツを楽しみたいという向きにこのレベルで応えるシステムはこれまでなかったと思います。

しかし、私の周囲でこのシステムを知っている人は非常に少なく、世間一般にも広く知られているとは言い難い状況でしょう。応用範囲が広いシステムで従来の概念に当てはまらない商品ゆえ、この種のガジェットを好む人以外には解りにくく取っつきにくいのかも知れません。

また、過去にはこのロケフリを利用して海外から日本のテレビ番組を視聴できるようなサービスを行っている業者を相手取って、NHKと民放キー局が訴訟を起こしたということもありました。結果は原告全面敗訴となったそうです。

とはいえ、訴訟を起こしたくらいですから、彼等にしてみればこのロケフリというシステムは「自分たちの知的所有権の侵害を幇助するもの」といった認識があっても不思議ではありません。その存在を広く認知させたくないといった意向からテレビ局は(テレビ局と提携関係にある他のメディアなども?)これを積極的に取り上げないようにしているのかも知れません(あくまでも個人的な想像です)。

ま、現実的には普通の家電製品として気軽に導入しにくいところもネックになっているのかも知れません。私の個人的なニーズとしましては、ネット経由での利用はそれほど魅力を感じませんが、湯船につかりながらゆっくり映画でも見るとか、スカパー!チューナーから離れたところにあるローラー台を漕ぎながらツール・ド・フランスの生中継を見られるなら非常に便利だと思います。が、ベースステーションに専用液晶モニタとそれ用のお風呂ジャケットの3点で12万円超ですから、ちょっと手が出せませんでした。

廉価版でも出さないかと模様眺めに回っているうちに、この専用モニタもお風呂ジャケットも生産終了となってしまったようです。売れない商品をラインナップしておくのはやはり厳しいのでしょう。この不況でソニーも14年ぶりの赤字となり、業績を大きく落としていますから、このロケフリそのものを諦めてしまわないか心配すべきかも知れません。

専用モニタがなくなった現在、最も気兼ねなく使いやすいロケフリ用ポータブルモニタはPSPになるかと思います。サードパーティ製とはいえ専用の防水ケースなども発売されていますから、バスルームでの利用も懸念はないでしょう。が、私はPSPを持っていませんので、ロケフリのベースステーションとPSP本体を合計すると4~5万円くらいになるでしょうか。

ロケフリ専用モニタに比べればずっとリーズナブルですが、接続機器の遠隔操作などはリモコン画面を呼び出して十字キーなどで操作する方式になり、使い勝手はあまり良くないようです。また、画面サイズも手に持って見るか、それに相当するくらいの近距離に置ける適当な場所があればともかく、離して置くとなればかなり小さく感じます。

もちろん、ノートPCを無線LANで繋いでやる方法もあります。が、バスルームでの使用はかなり厳しいでしょう。ローラー台を漕ぐときも汗まみれになっていますから、滴った汗がマシンに悪さをしないか心配で、精神衛生上はなるべく直接触れたくない感じです。

そうこうして二の足を踏んでいたある日、ツインバードから似たようなシステムのワイヤレスモニタ、リンクザバディVW-J707Sという商品が発売されていることを知りました。価格はヨドバシ.comで6万円弱(ポイントバックは10%ですから、正味は54,000円くらい)と、ロケフリ+PSPより高価なので微妙に思いました。が、Amazonでは36,800円と、ロケフリ+PSPより遙かに安いということで、試しに買ってみることにしました。

リンクザバディ
TWINBIRD LINK ZABADY W-J707S

(つづく)

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ishizumi01.blog28.fc2.com/tb.php/331-48f35180
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。