酒と蘊蓄の日々

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やはり寒さで燃費悪化

冬本番を迎えてかなり顕著になってきましたが、噂に違わずプリウスの燃費が悪化しています。暖房が必要なかった時期はエネルギーモニタを見ながら本気モードの省エネ運転に徹しなくても、それなりに意識しながら走れば26km/L前後でいけました。が、暖房が必要になってからは22km/L前後で推移しており、明らかに伸びなくなりました。

ま、ガソリンの価格はピーク時に比べて40%くらい下がっていますから、燃費が20%くらい悪化しても懐が痛むというわけでもありません。しかしながら、燃費を気にしながら走っていると、それが一つの「成績」みたいに感じてきますから、下がってくるのは心情的に面白くないわけですよ。

普通のクルマですと、夏場にエアコンのコンプレッサーを回すために出力が奪われ、燃費の悪化傾向が見られると思います。一方、プリウスの場合は専用のモーターでコンプレッサーを駆動しますので、その分だけモーターで走行できる距離は短くなります。とはいえ、バッテリー残量が少なくなければ普通にアイドリングもストップしますので、全般に及ぶ影響はさほど大きくありません。私の経験上、夏場の燃費悪化は普通のクルマほど顕著には表れない感じなんですね。

冬場は普通のクルマでも始動時のアイドリング回転数が高めになるなど燃費を悪くする要素もあります。が、低温ゆえガソリンの密度が高い状態で給油しているでしょうから、その分だけ見た目の燃費を向上させる要素もあり、全体としてみれば大きな差はないかと思われます。しかしながら、プリウスの冬場の燃費悪化は上述の通り私の場合もかなり顕著に出ています。その要因はやはりエンジンの停止している時間が短くなっているという点に尽きるでしょう。

プリウスも一般的な水冷エンジン車と同じく、エンジン冷却水の熱を暖房に利用しています。シリンダブロックなどに切られたウォータージャケットを通った冷却水はかなりの温度に熱せられていますから、それをラジエーターへいく前にヒーターマトリクスへ通し、その熱をファンで室内に送ってやるわけですね。要するに、エンジンの廃熱を利用した温水暖房ということです。

余談になりますが、たまにこうした仕組みを知らずに空調スイッチを早く入れ、温度調整ノブを高温側一杯まで回しておくほうが早く暖まると勘違いしている人もいます。が、水冷エンジン車の場合、エンジンが暖まらないうちはどうあがいても暖かい空気は出てきません。冷たい空気をかき回すくらいなら水温がある程度上がるまでファンを止めておいたほうが、体感的な寒さは緩和されるでしょう。

さらに余談になりますが、993までのポルシェ911はご存じのように空冷エンジンでした。冷却水が存在しないこのクルマの場合、暖房は排気熱を利用しているんですね。排気管の一部にパイプを通し、そこで暖められた空気を室内に送って暖房します。排気管が暖まればすぐに暖かい空気が出てきますから、一般的な水冷エンジンのクルマよりずっと早く暖房が効くようになるわけですね。

しかしながら、万一その配管が腐食するなどして穴が空いてしまうと、室内に排ガスが進入して来ることになります。ガソリンエンジンの場合、排ガスには一酸化炭素も含みますので非常に危険なんですね。実際、排ガスを車内に引き込んで自殺する人もいるくらいですから。なので、空冷エンジンのポルシェの取説には排ガスの匂いがしたら窓を全開にして速やかにサービス工場へ持ち込み、点検を受けるよう書かれているそうです。

ハナシを戻しましょうか。プリウスも一般的なクルマと同じくエンジンの廃熱を暖房に利用していますが、走行中にもエンジンが停止することがあります(省エネ運転に徹するなら、如何に走行中のエンジン停止状態を長く維持できるかも重要なポイントになります)ので、気温が低いときはその熱がどんどん奪われ、暖房に適さないところまで低下してしまうことがあります。

それを防ぐために停車時でもアイドリング状態になる頻度が増え、結果として燃費が悪化してしまうということになるわけですね。普通のクルマではエンジンの廃熱利用という非常に合理的な暖房システムが、プリウスの場合はアダになっていると言えなくもない感じです。

中にはエンジンの上やラジエータの前などに保温材を仕込んで温度低下を抑え、燃費悪化を防ぐような対策を施している人もいるようです。が、プリウスには水温計がなく、オーバーヒートを知らせる警告灯しかありません。こうした対策の影響を見極める目安となるものがない状態でこれをマネするのは危険ですし、いずれにしても自己責任ということになります。私はそこまでしようとは思いませんし、あまり人に勧めるような施策とも思えません。

ただ、水温計は欲しいと思いました。実際のところ室内温度がある程度上がってしまえば少しくらい暖房を止めてもすぐに寒くなるわけではありませんから、冷却水がある一定の温度まで下がってエンジンが再始動してしまう前にエアコンのスイッチを切ってしまえば、燃費の悪化も最小限に抑えられるでしょう。

ということで、水温計をつけてやろうかとも思いましたが、イマドキは故障診断用のコネクタから車載コンピュータの様々なデータを取り出して液晶などのモニタに表示させるモニタリングシステムの類が色々発売されています。

r-vit.jpg
BLITZ R-VIT i-Color

trust_touch.jpg
TRUST GReddy Intelligent Infometer TOUCH

ということで、これを導入してみようと思い至りました。といいますか、実は既に導入して1ヶ月くらい経つのですが、まだ細かいキャリブレーションが済んでいないので詳しいレポートはまたの機会に。

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