酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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琢磨はフジっ子から日テレっ子へ?

ご存じのようにトロ・ロッソのリザーブドライバーにもなり損ねた佐藤琢磨選手は依然として浪人状態が続いています。トロ・ロッソが提示する条件に苛立った彼のマネージャーのアンドリュー・ギルバート・スコット氏は、スイスの専門メディアである『スポーツ・アクチュエル』誌に不満をぶちまけたといいます。曰く、

「私は、ディートリッヒ・マテシッツとの会談を整えようとしたが、彼はそうしたがらない。いつも“スポンサーを見つけろ”の一点張りだ」

ま、トロ・ロッソやその親玉のレッドブルのような弱小チームはこんなものだと思いますけどね。若く将来有望で一流チームへの移籍金など高額の見返りが期待できるような新人選手ならばともかく、32歳になった佐藤選手のようなポジションなら、スポンサー持ち込みが条件となるケースはむしろ当たり前というべきかも知れません。佐藤選手にはパーソナルスポンサーも数社付いているようですから、その線に対する期待もあるでしょう。

とはいえ、選手個人のサポートとチームに対するそれとでは桁が違います。あのトヨタでさえ、F1に残れたのはメインスポンサーであるパナソニックが契約を更新してくれたお陰と漏らしているくらいです。以前にも触れましたが、そうしたスポンサーシップを得ずにこの数年を過ごしたホンダがF1から撤退したのも当然だったように思います。このご時世にスポンサーの獲得は困難ゆえ、テストでは良好な結果を残した佐藤選手でも浪人状態に甘んじているのでしょう。

結局、佐藤選手は昨年もトロ・ロッソのシートに座っていたセバスチャン・ブルデー選手を蹴落とせなかったわけですが、そのブルデー選手のマネージャーはニコラス・トッド氏というフランス人です。この人物がジャン・トッド氏の息子といえば何となくハナシは繋がりますね。

ご存じのようにトロ・ロッソはフェラーリからエンジンを供給されています。一方、ジャン・トッド氏といえばルカ・モンテゼーモロ氏の肝いりでフェラーリ入りして以来、90年代後半からの黄金期をマネージメントし、フェラーリのCEOにまで上り詰めた人物です。ジャン・トッド氏は先日の役員会で正式にフェラーリから去ることが決まったそうですが、この人脈は依然として強固でしょう。

F1は昔から世界で最も政治力がモノをいうスポーツの一つだと思います。それに嫌気がさしてアメリカのオープンホイールカーに転向した選手も少なくありません。スコット氏はIRLを検討している旨も漏らしていますし、3月13日の読売新聞には今年のインディジャパンに佐藤選手の参戦の可能性もあるとの旨が報じられていたそうです。彼もその道をなぞることになるのかも知れません。IRLはホンダも撤退してませんし(ま、2006年から唯一のエンジンサプライヤーですからそう簡単に撤退もできないでしょうけど)。

IRLマシン
IRLマシン
手前が昨年の覇者スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)
今日のインディーカーはシャシーがほぼダラーラのみ
エンジンはホンダのみ、タイヤはブリヂストンのみという
ワンメイク状態となっています。


こうした動きはこれまでもF1復帰に向けて尽力してきた彼をしぶとく取材し続けてきたフジテレビにとって非常に面白くないでしょう。が、逆に日本テレビは大歓迎なんでしょうね。

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