酒と蘊蓄の日々

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プリウスは月販18,000台で日本一奪取?

新型プリウスは発売前日までに8万台という驚異的な大量受注で話題になりましたが、それから1週間ほどでさらに2万台を上積みしたそうです。このエントリの本筋とは全く関係ありませが、その上積みされた2万台の中には私の姉の家で契約した1台が含まれています。

のっけから余談が続いて恐縮ですが、姉のところでクルマの買い換えを計画しているハナシは母経由で何となく聞いていたものの、母も姉もクルマにはさほど興味がないせいかプリウスが候補に入っていたとは知りませんでした。姉に至っては私が1年近く前からプリウスに乗っていることを知らなかったそうです(実際には何度か見ているハズなんですが、興味がなくて記憶されていなかったというパターンでしょう)。核家族なんてこんなものですね。

ZVW30プリウス

ハナシを戻しましょうか。『インサイトは安いだけが売り?』と題したエントリで頂いたコメントにお答えしたとき、新型プリウスは年産60万台体制になっている様子から国内の割り当ては毎月15,000台程度ではないかと推測しました。姉のハナシによりますと、発売当日に契約した際、5ヶ月待ちと言われたそうです。このとき既に8万台以上受注していたハズですから、これを5ヶ月でさばくとしたら毎月16,000台というペースになります。

自画自賛で恐縮ですが、8万台受注時点で5ヶ月待ちという情報が確かなら、国内供給能力15,000台/月という私の推測はまずまずのセンだったといえるでしょう。また、このペースで供給されるということは、受注台数が10万台に達している現在、少なくとも6ヶ月半は待たされることになるわけですね。これもだいたい予想通りですが、今後ますます注文が殺到してさらに納期がかかるようになる可能性も十二分に考えられます。

もちろん、それでハナシは終わりません。プリウスは新型だけでなく、私が乗っているのと同じ2代目も廉価バージョンの「プリウスEX」という名で継続生産・販売されます。カローラの場合、アクシオとフィールダーを同銘柄とカウントするのは解りますが、アメリカではサイオンxBという名で売られているカローラ・ルミオンもカローラとしてカウントしているくらいですから、このプリウスEXも新型と区別なくプリウスとしてカウントされるのは間違いありません。

このプリウスEXの販売目標は2000台/月とされています。カタログ値では新型プリウスより1割程度劣るものの、インサイトより優れた燃費性能を誇るプリウスEXがこの状況で売れないわけがないでしょう。ですから、新型の推定16,000台と合わせて当面は18,000台のプリウスが毎月登録されていくのではないかと思われます。

これも以前述べましたが、インサイトは年産20万台体制で国内供給能力が恐らく毎月5000台強と見られます。そうした中で4月に1万台強を登録して国内トップ(軽自動車を除く)を記録したのは「色々遣り繰りしてひねり出した数字」で、メディアが騒ぐことを狙った作為的で瞬間的なものと私は見ています。

が、プリウスの18,000台/月と推測される台数は、この1年間平均1万数千台/月で推移してきたフィットはもちろん、その2割り増しくらいで推移してきたワゴンRやムーヴをも抜き去り、全ての乗用車の中で日本一になる可能性が濃厚になってきました。日本の道路にプリウスが溢れかえり、そのソックリさんであるインサイトもコンスタントに台数を伸ばすという状況はなかなかシュールで、天の邪鬼な私の個人的な心情としてはかなり複雑なところです。

それはともかく、6月8日に発売されることが正式に決まったプリウスEXの気になる価格は1,890,000円とインサイトの最廉価グレードにピタリと合わせてきました。が、あからさまなインサイト潰しと批判されることを避けるためか、トヨタの基本的なスタンスとしては企業などのビジネスユーザーをターゲットにしていると説明しています。

そのため、カラーバリエーションもホワイト、シルバー、ブラックの無彩色3つとし、内装はグレーのみ、グリルをボディ同色として旧モデルとの差別化も意図しているようです。基本装備は従来の「Sスタンダードパッケージ」に準ずる感じで、クルマとしての性能は全く変わらず、細かい装備をディーラーオプションとする方向のようです。

ここで気になるのはナビの設定です。2代目プリウスの場合、液晶のマルチインフォメーションモニタがセンターに鎮座しているため、ナビはそのモニタを共用するメーカーオプションしか設定がありません。が、従来のSスタンダードパッケージにはそのオプション選択ができませんでした。つまり、トヨタ純正扱いのナビは装着できず、これにナビを付けたいと思ったらアフターマーケットで売られている汎用のオンダッシュナビを装着するか、あるいは1DINサイズの小物入れを改造して格納式インダッシュモニタのナビを押し込むしかなかったわけですね。

ビジネスユーザーといってもナビの需要は少なくないでしょうから、メーカーオプションで装着できるようになるとは思います。が、2代目プリウスのメーカーオプションのナビは確か25万円くらいでしたから(私のは初めからナビが付いている特別仕様の10thアニバーサリーエディションですので、うろ覚えになりますが)、ディーラーオプションが10万円台半ばくらいからあることを考えますと、ここで10万円くらい割高になってしまうという点がネックになりそうです。

それはともかく、インサイトの最廉価グレードはカローラ喰い(特にビジネスユーザーの)が懸念されましたが、その心配はかなり減少したといえそうです。ただ、取扱店が相変わらずトヨタ店とトヨペット店のみとなっていますので、カローラ店にしてみれば面白くないでしょう。ま、トヨタもよりコンパクトで廉価な車種にハイブリッドを展開するというハナシは既に公にしていますから、カローラ店やネッツ店はそれ待ちといったところでしょうか。

ハイブリッドカーをLCAで評価すれば世間一般にイメージされているほどのエコカーではないと私は確信していますので、これを手放しで歓迎すべき状況だとも思えません。が、風説に流されやすい日本人特有の現象としてこのブームはしばらく続くのでしょうね。

コメント

バブル並み

いまプリウスを買おうと思っても年内の納車は無理だそうで本当にバブル時代再来な感ですね。これで街の中で新型プリウスを見るようになったらさらに俺も俺もという感じで予約が増え納車は再来年……トカいうことになったらトヨタ自動車さん笑いが止まらんでしょうね。それにしても他社は10年以上前にプリウス発売してたのにただ傍観してたんだからここにきて圧倒的な大差がついてしまうのでしょう。
これほどプリウスが売れる状況になると「クルマはセダンに限る」とか「クルマはハイブリッドカーに限る」とか「燃費の悪いクルマは悪」とか価値観が一方向に行きがちなのが怖いです。エコの方向にクルマが変わっていくことは反対しないけれどクルマが平板的になっていくような一抹の寂しさがあります。そして近い将来、プリウスが外国生産車になったりして。

  • 2009/05/27(水) 05:03:06 |
  • URL |
  • 林 宏 #GHYvW2h6
  • [ 編集]

林 宏さん>

>トヨタ自動車さん笑いが止まらんでしょうね。

私の見立てではそうとも言えないような気がします。というのも、プリウスは初代から利益率がかなり低いと見られているからです。

日本のメディアは記憶力が乏しいせいか、「新型プリウスは実質的に約30万円の値下げ」と報じていましたが、昨年9月に3%(68,000~97,650円)の値上げを行っていましたから、1年前と比べれば20万円強の値下げなんですね。
http://www.toyota.co.jp/jp/news/08/Aug/nt08_0809.html

ただ、現在より高かった先代でもトヨタの関係者が「ちゃんと利益は確保できている」というくらいで、赤字ではないものの、薄利だったことを匂わせています。だからこそ、プリウスは昨秋の値上げ対象となったのでしょう。

もともと利益率が低いプリウスを今回のフルモデルチェンジで値下げしたわけですから、採算ラインを割らないにしても、あまり儲かりはしないと思います。とはいえ、ライバルも好調で、うかうかしているとマーケットを食い荒らされる恐れもありますから、ここはトヨタの有り余る体力を生かして踏ん張ったといったところでしょう。経営陣にとってみれば「痛し痒し」かもしれません。

ま、いまは利益が薄くても工場の稼働率を下げて生産設備の償却費ばかり嵩んでしまう状況を作るよりはマシという考え方もできるでしょう。もちろん、長期的に見れば利益の薄い繁忙が続くことは経営上も望ましくないことだと思います。トヨタは今後1~2年くらいの間、全力をあげて方策を練り、プリウスのコストカットのために奔走することになるでしょう。製造単価の引き下げ目標は値下げ分の20万円強を超える辺りに設定されるのではないでしょうか?

いずれにしても、彼らが本心から笑えるようになるのは、それが済んでからだと思います。

  • 2009/05/27(水) 23:09:04 |
  • URL |
  • 石墨 #PxDbU/1w
  • [ 編集]

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  • 2009/05/28(木) 01:06:31 |
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