酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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中判以上の画質はそれなりの重量を伴う (その1)

今年のお盆休みには神戸まで遊びに行きまして、異人館の写真などを撮ってきました。ま、色々と蘊蓄を垂れている割に写真の腕前は大したことがないので、そのときの写真を大々的に載せるつもりもありませんが、今年の6月に購入したEOS 5D MarkⅡ(以下EOS5D2)のインプレッションをザックリ書いてみようと思います。

とは言いましても、このEOS5D2は私にとって初めてのデジタル一眼レフカメラです。他メーカーのフルサイズ機も性能的には大差なくても、私は試したことがありません。また、先代のEOS5Dをはじめとしてキヤノンの他のモデルも店頭のデモ機を触った程度です。なので、EOS5D2固有の感想というよりは、このグレードのデジタル一眼全般あるいはキヤノンのデジタル一眼全般に通じる総論的な感じになっている部分もあると思います。その辺を含みおいて頂きたいということを初めにお断りしておきます。

まず、カメラとしての基本操作、とりわけデジタルであるかフィルムであるかに関わらない部分についてはフィルム時代のEOSシリーズと大きな違いは感じませんでした。フィルム時代のEOSシリーズは最上級機のEOS1などと中級以下とでインターフェイスが若干異なり、前者は電源スイッチがボディ背面の下部にあってモード切替は左肩にあるプッシュボタンを用いていたのに対し、後者は電源スイッチを兼ねたモードダイヤルが左肩に乗っているという格好でした。

EOS5D2は電源スイッチの位置がフィルム時代のEOS1と同じで、それとは別にモードダイヤルが左肩に乗っているという点では両者のアイノコといった感じです。が、モードダイヤルには「ポートレートモード」だの「風景モード」だの、初心者向けのモードがなくなっており、その分だけハイアマチュアを(あるいはプロも?)意識したつくりになっていると言って良いでしょう。個人的にも子供騙しの機能とそれを示すアイコンがなくなったのは望ましいところです。

背面の液晶モニタは画素を感じさせないくらい非常に解像度が高く、その割に撮影した画像を切り替えるレスポンスもストレスを感じるほど遅くなく、個人的には充分に納得のいくスピードが確保できていると思います。もちろん、バックライトを備えた液晶モニタですから屋外で直射日光を浴びるとさすがに見難くなります。が、そういう条件の悪いところでなければコントラストも明るさも適切で、先代のような解像度の低さなど気になっていた部分は完全に払拭された印象です。

私が神戸を訪れた当日は非常に気温が高く、クルマの外気温度計は36℃を示していました。そんな中で2時間くらい休憩なしで写真を撮り続けていましたので、ハンカチもビショビショになるほど汗をかき、カメラも汗で少し濡らしてしまうことになりました。幸い、EOS5D2もレンズも比較的簡易ながら防塵防滴構造になっていますので、気兼ねなく使えたのは良かったと思います。

フィルム時代、業務でやむを得ず小雨の中で傘を差しながら撮影を敢行したとき、注意が足りずにカメラを濡らして電気系をダメにしてしまったという苦い経験が私にはあります。EOS5D2の防滴仕様はEOS1シリーズに及ばないレベルではありますが、そうした仕様になっていないよりは安心して使えます。

性能面で特に関心したのは、イメージセンサの感度の高さです。フィルム時代は画質をあまり犠牲にしたくないと思うとISO400くらいが良いところで、800以上になると粒子の荒れが気になりました。が、このEOS5D2はISO3200でもノイズはかなり抑えられており、よほどシビアな結果を求めなければ充分に実用域といえるレベルに達していると感じました。

ハンター邸浴室タイル2
ISO感度:3200 絞り:解放(F4) シャッター速度:0.8s

この写真は王子動物園にある旧ハンター邸の浴室になります。床のタイル張りが見事だったので撮っておきたいと思ったのですが、AFではピントも合わせられないくらいの薄暗さだったんですね。実際に見た目の印象では下の写真くらいの暗さでした。

ハンター邸浴室2
ISO感度:3200 絞り:解放(F4) シャッター速度:1/20

一応ストロボも持って行ったのですが、相手はタイルです。ストロボ光を反射して私が望むような自然な絵にはならないと判断し、自然光だけで撮ることにしました。なので、AF補助光もなく、マニュアルでピント合わせしようにも暗くてピントの山がつかめず、仕方ないので目測によるピント合わせを敢行しました。要するに、被写体までの距離を適当に見積もって、レンズの距離目盛りをそれに合わせるという方法です。

こういうとき、デジカメはその場で結果を確認しながら何度でもリトライできるので便利です。また、レンズにも手ぶれ補正が付いていますから、従来から培ってきたブレを小さく抑える技術と合わせ、0.8秒という低速シャッターでも気になるほどのブレボケは見られない程度に捕らえることができました。ま、構図やら何やらはさておき、あの素晴らしいタイルを写真に納めることができたのは何よりだったと思います。

これがフィルム時代だったら8~32倍くらい感度が低いモノを使っていたでしょうから、三脚なしではブレブレで何が写っているのか解らないような写真になっていたでしょう(フィルムによっては相反則不軌が出るものもあるでしょう)し、その場で結果を確認できるわけでもありませんから、目測によるピント合わせもまぐれ当たりに期待するしかなかったでしょう。

(つづく)

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