酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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サイクルモード'09 (その6)

サブフレームがフロート構造になっているため、左右だけでなく前後にも落ちにくく、ダンシングができる3本ローラーということで話題をさらったインサイド・ライドの「E-motion」ですが、このパテントをエリートが買ったらしいという噂は少し前に聞いていました。

elite_e-motion.jpg
Elite E-motion

エリートのブースにそれが展示されていると俄然興味をそそられます。が、名称もまんま「E-motion」と変わっていません。要するに、権利関係をそのまま買い取ったということなのでしょう。ここに展示されていたのは、現物が間に合わなかったのか配色が変っただけで構造そのものもオリジナルのままですが、商品説明のパネルにはエリートお得意の「パラボリックローラー」と称する両端が糸巻き状に高くなっているローラーが採用され、フレームの意匠も配色も全く異なったものでした。

e-motion_商品説明
E-motion 商品説明パネル
パネルだけのカットを撮り忘れていたので上の写真から切り出しました。
見にくいかも知れませんが、エリート独自のパラボリックローラーが採用され、
フレームの形状も配色も展示品とは全く異なっています。


ここから推測しますと、エリートがこれから発売するE-motionはインサイド・ライドからの単純なOEMではなく、エリート自身が全面的なプロデュースを行うということなのでしょう。とはいえ、発売時期も価格も未定ということで、完全に肩すかしを食った感じです。

インサイド・ライドのブランドで国内に入ってきたときは定価15万円ほど(税込)とかなり高価で、私の物欲は強制終了となりました。が、エリートブランドならば世界的なシェアが大きいでしょうし、国内はカワシマサイクル・サプライの扱いになるでしょうから、それなりに広い販路が見込まれます。以前に比べればより大きなスケールメリットが期待できる分だけ価格を抑えられるかも知れません。要注目ですね。

motorex_bike-grease_2000.jpg
MOTOREX BIKE GREASE 2000

当blogの初期にグリスガンをご紹介ましたが、「グリスガン 自転車」でググると1番目に「グリスガン」でも4番目にヒットする(本稿執筆時)せいか、当blogでは屈指のアクセス数になっており、今月だけ(12/29日まで)でもこれらのキーワード検索で34回のアクセスがありました。

昨年のサイクルモードでもシマノのサービスカーに置かれていたそれをご紹介しましたが、ついにあのグリスガンを正式に採用した自転車用グリスが現われました。ノズルの仕様がリオグランデのアレと同じロングタイプで私やシマノのメカニックの方が用いている短いものとは違いますが、それ以外の造りは全く同じです。配色もなかなかクールですね。

自転車マナーアップTシャツキャンペーン
自転車マナーアップ!オリジナルTシャツキャンペーン

近年の自転車ブームでルールやマナーに反した乗り方をしている人が急増しているようですが、それに釘を刺すイベントも催されたいました。自転車は軽車両ですから、原則として車道を通行しなければならず、歩道を走って良いのは「自転車通行可」の標識があるところのみであるとか、左側通行という極めて基本的なルールさえ知らない莫迦者が山のようにいます。そうした人たちを何とかしておかなければ自転車文化そのものの発展にも良くないと考えたのでしょう。

自転車マナーアップトークショー
人垣が凄く、カメラを頭上に差し上げてノーファインダーで撮ったため、
構図はかなり酷くなってしまいましたが、TBSのプロデューサーであり
「自転車ツーキニスト」という言葉の生みの親でもある疋田智氏
(中央のスキンヘッドの人)を中心にマナー向上を喚起する
トークショーも行われていました。


特に疋田氏は車道を右側通行している大莫迦者を見かけると「逆走すんな! ボケッ!!」といった感じで注意しているそうで、あの風貌でいきなり言われたら普通の人にはかなり効果があるでしょう。

今回のサイクルモードは全般的に自転車ブームを受けてカジュアル系の自転車やアパレルなどが増え、増床された分もそちらを中心に拡大したようです。マナー向上キャンペーンのようなイベントも、やはり自転車ブームが招いた「量の増加による質の低下」を抑えようという考え方なのでしょう。こうした流れ自体は決して悪いことではなく、裾野が広がることで全体的な底上げにも繋がるでしょうから、むしろ歓迎すべきことかも知れません。このイベントの主催者が目指している方向性は正しいと感じました。

「その1」でも触れましたようにジャイアントやキヤノンデール、コルナゴといったビッグネームが欠場するなど残念な部分もありました。今後もカジュアル系が勢力を増すのはともかく、個人的にはコンペティティヴなバイクが減少していくようなことにならないよう祈るばかりです。現状としてはあまり浮かれ過ぎたところがなく、何よりコンパニオン目当ての忌々しいカメラ小僧がいないという点でも非常に好感が持てるイベントなだけに、規模の拡大は必要性を感じませんが、東京サイクルショーのように消滅しないよう頑張ってもらいたいところです。

飽きっぽい日本人のことですから、この自転車ブームもいずれは一段落してしまうでしょう。が、ブームが過ぎてもサイクリストとして残る人はそれなりにいるでしょうから、ブーム前より多くの人口を抱え続けることになると思いますし、以前のような敷居の高さはかなり払拭されています。猫も杓子もといった状態が収束してからが文化としてより本格的な成熟期に入ると考えるべきでしょう。サイクルモードは今後も市況や流行など時代を映す鏡となると思いますが、個人的にはそういう存在で良いと考えています。

(おしまい)

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まとめ

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