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APS-Cサイズも悪くない (その3)

私にとってカメラの重量が苦痛と感じるシチュエーションは様々ですが、中でも軽いほうが望ましいと思うのは東京モーターショーやサイクルモードなどの展示会で写真を撮るときです。昨年の東京モーターショーにはEOS 5D Mk2を持って行ったのですが、やはり重さが気になりました。メインで使用したのはEF17-40mm F4L USMという広角ズームで、標準のそれに比べれば公称値で195gも軽いのですが、それでももう少し軽くならないものかと思いました。

写真を撮ることが目的で、より良い結果を得るために多少の負担は厭わないと覚悟しているなら、この程度の重量は全く問題になりません。が、展示会では展示物などを見るのが目的で、写真を撮るのはそれを記録しておく作業に過ぎません。資料をもらったりメモを取ったりすることもありますから、それなりに身軽なほうが望ましいわけです。特に東京モーターショーでは凄い人ごみをかき分ける必要に迫られることが度々ありますから、大きくて重いフルサイズ機は私にとって過剰だと感じました。

それならコンパクトデジカメでも良いのでは?と思われるかも知れませんが、人や余計なものに遮られないよう被写体に近づきたいときとか、後ろに下がれないところで広い空間を1カットに納めたいといったケースなどは、ワイド側の制約が大きいコンパクトデジカメで対応できないことがあります。特にクルマを横から撮るときなどはよりワイドであるほうが便利です。銀塩時代はこうしたイベントのときに軽量なEOS kissⅢにEF20-35mmを付けて撮っていました。

こうした資料としての写真は整理や保管、利用を考えるとデジタルのほうが圧倒的に便利なため、銀塩に加えてデジタルも併用するようになりましたが、次第に後者の比率が大きくなっていった感じです。デジタル一眼レフを買うまでの繋ぎとしてチョイスした富士フイルムのFinePix S9000を買ってから展示会の記録用として銀塩カメラを使うことはなくなりました。

このS9000を買った当時のコンパクトデジカメはワイド端35mm相当から始まるズームレンズが一般的でした。なので、28mm相当のコレのほうが少しだけ有利でしたが、それでもモーターショーなどではもっとワイドが欲しいと感じることが少なくありませんでした。専用のワイドコンバージョンレンズも発売されていましたが、倍率は0.8でしたから22.4mm相当とやや物足りない上、重量も確か300gくらいありました。市場価格も2万円以上したと記憶していますので、このカメラにそこまで入れ込む気になれず、我慢して使っていたんですね。

昨年の東京モーターショーでEOS 5D Mk2を使ってみた印象からサイクルモードでは従来のS9000に戻そうかとも思いました。クルマに比べればずっと小さい自転車なら28mm相当でも苦になるシーンは多くありませんし。とはいえ、一眼レフの合焦速度に身体が馴染んでしまうと、あのトロいS9000にはなかなか戻る気になれません。また、富士フイルムは「ネオ一眼」などと称していましたが、電子ビューファインダーの解像度の低さも大いに不満でした。

かつて展示会記録用としても活躍し、こうした用途では私にとって黄金のコンビネーションだったEOS kissと広角ズームをデジタルで再びという思いが強くなったわけです。そこで、市場価格を調べてみますとEOS kiss x3の最安値は6万数千円というレベルに過ぎず(これは2009年11月当時の価格で、現在は56,000円くらいまで下がっているようです)、丁度5,000円のキャッシュバックキャンペーン中でしたから、差し引き57,000円弱の出費でボディを手に入れられるということを知りました。

当初は安さを求めてトキナーの広角ズームにしようかとも思いましたが、純正より125gも重いため、軽快さに拘って動き始めた計画の本筋を外すべきではないと考え直しました。この純正広角ズームとの合計で12万円オーバーとなりますが、それでも決して高くはないと思いましたので、購入を決意した次第です。

が、その前にEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISとのレンズキットの価格を確認しておいたのは正解でした。このクラスではボディだけよりもレンズキットの方が圧倒的に需要が多いせいか、価格.comに登録されていた両者の最低価格の差はわずか500円だったんですね(現在の最安値では2000円ほど差があるようですが、それでもレンズ単体の市価を考えればキットで買ったほうが断然お得です)。

5D2_kissx3.jpg
EOS 5D Mk2(左)とEOS kiss x3(右)
いずれもレンズは純正広角ズームですが、実測で455gほど差があります。
クルマでも重量物が車体中心に近いほど旋回性能が高くなるように、
カメラもコンパクトであるほどハンドリングしやすくなります。
そうした部分も含め、kiss x3は実際の重量差よりさらに軽く感じます。
(多少プラセボ効果もあるかも知れませんが。)


EOS 5D Mk2にEF17-40mmを付けた場合1450gくらい(バッテリーやプロテクターフィルタ、ストラップなどを含む実測)になりますが、EOS kiss x3にEF-S10-22mmを付けた場合は1000gを切ります(付属品等同条件です)。早速、これをサイクルモードで使ってみましたが、ほぼ2/3くらいに軽くなっていますから苦になるどころか、丁度良いバランスで実に気持ちよく使えました。こんなことならフルサイズ機に拘らないでもっと早く買っておけば良かったと思ったほどです。

(つづく)

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