酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ネットだけが尖閣諸島を巡る国内のデモをマトモに伝えた

このところ仕事が忙しく更新頻度がかなり落ちているうえ、先のエントリは当初3~4回くらいの連載を予定していたのに色々詰め込んでしまって、いつの間にか8回にも及んでしまいました。私は連載の途中に別の話題のエントリを挟みたくないという主義のため、だいぶ旧聞になってしまいましたが、尖閣諸島を巡って中国を批判する大規模なデモが国内でもアチコチで行われましたね。

しかし、欧米のメディアでも伝えられた(CNNでもちゃんと扱われています)このニュースを、ご存じのように日本の主要メディアはほぼ全てスルーしてしまいました。一方的な情報しか伝えないことを「偏向報道」といいますが、それはジャーナリズムのやってはいけないことだと彼らは理解しているのでしょうか?

その一方で、TBSの『News23 X』などでは「中国の若者はなぜデモに参加するのでしょうか。JNNは参加者に直撃取材をして話を聞くことができました。そこから見えてきた建前と本音です。」などという特集をやっていました。日本経済新聞も10月27日付で『反日デモに映る中国の実像』という似たような社説を載せていましたが、日本で行われた反中デモをスルーしておきながら、こうした論評を展開するとは鼻白むとしか言いようがありません。

日経の社説など、「日本は今回の対立の後の外交で、内陸部の若者に親しみを感じてもらう交流拡大の措置を考える必要もあろう。」などと結んでいますが、そうした相互理解は双方の状況を公平に見つめ直してこそ可能なことです。中国の反日デモは大きく扱う一方で国内の反中デモは「無かったこと」にしておきながら、どう開き直ればこんな社説を書けるのか神経を疑ってしまいます。

ネット上ではこうしたメディアに対する批判が高まっていますが、当の彼らはどこ吹く風といったいつもの姿勢です。特にテレビ局は即時性という点でネットが脅威になり得ると自覚しているハズなのに、まだ自分たちとマトモな勝負ができるとは考えていないのかも知れません。度重なる偏向報道で私たちネットユーザーからは既に信頼を失っている彼らですが、その点に関する危機感が著しく希薄なのは哀れとしか言いようがありません。

音声と動く映像を同時に伝える情報密度の高さではテレビが群を抜く存在でしたが、いまやネットを使えば個人レベルでもそうした密度の高い情報を発信することは可能です。渋谷で行われたデモの様子もYouTubeなどに投稿され、その様子を子細に窺うことができます。



新聞や雑誌などは即時性という点でテレビやラジオには敵いませんから、より冷静で客観度を上げた報道が期待されるものですが、やはりこの一件はスルーしてしまいました。一方、Wikipediaの『2010年尖閣諸島抗議デモ』では渋谷以外にも名古屋や那覇、大阪、高松などでも数百~数千人規模のデモが確認されていることを纏めています。

かつて、故筑紫哲也氏は「インターネットは便所の落書き」と愚弄していましたが、ネットに流れている情報が「玉石混淆」であるということは殆どのユーザーが認識していることです。現実には新聞やテレビなど大手メディアが流している情報もネットと大差ない玉石混淆状態です。一方的な情報で固まらないという点ではネットのほうが遙かに健全といえるでしょう。

今回の一件を扱ったものの中で個人的に面白いと思ったのはYouTubeに投稿された↓この動画です。



タイトルが『【嘘字幕】ドイツのテレビが中国の尖閣侵略抗議・渋谷デモを【MAD】』となっているように、この動画そのものはフェイクです。ドイツの報道番組で全く関係のないニュースを伝えている画像に一連の「日本のメディアがスルーしたニュース」を伝える嘘の字幕を付し、それに関する映像を合成したものです。

が、ジョークなのはそこまでで、伝えられているニュースは全て本当に起こった事件です。どれも日本の大手メディアはスルーしたり軽くいなしたものばかりですが、そのような扱いにとどめるべきものでないことは誰の目にも明らかでしょう。

実は私もこの動画を見るまでその殆どの事件を知りませんでした。中国との関係がデリケートな状況である現在、中国人による凶悪事件を意図的に報道対象から外すことで、日本人の反中感情が高まらないようにコントロールしようという意図が明らかになってきますね。

メディア自身が空気を読んで足並みを揃えたのか、政府が何らかの指導をしているのか、いずれかになるでしょう。が、これだけ数が揃ってしまうともはや「報道協定」の域にとどまるものではなく、実質的に「報道管制」になっていると言わざるを得ないでしょう。

日本がまだマシなのはネットを注意深く見ていれば比較的容易にこうした情報が入手できる状態にあるところでしょうか。一般市民レベルでは殆どネットを利用できない北朝鮮や、ネットに関しても検閲を徹底させている中国に比べ、この点だけは日本のほうが「先進国らしい」といえるのかも知れません。が、逆にいえば旧来からのメディアは北朝鮮や中国と大差ないレベルにとどまっているということです。

私は地球温暖化問題などを通して同様のことを何度となく書いてきましたが、それは私が国内外を問わず積極的にその種の情報を得ようと努力してきたゆえに気付くことができたからです。恐らく私の興味が薄い分野でも似たようなことは日常的にかなりの頻度で繰り返され、イメージがコントロールされていると考えておいたほうが良いのかも知れません。

私は若いころ父や学校の先生など年長者によく「新聞を読め」と言われたものです。その理由として「新聞を読まないと世の中を知ることができない」などと異口同音に言われました。しかしながら、これまでの経験から私が理解したことは「新聞しか読まないと世の中を曲解する」ということです。メディアが伝えないことに世の中の真の姿があるというケースも決して少なくないでしょう。今回の偏向報道もそれを明らかにする好例になってしまいました。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ishizumi01.blog28.fc2.com/tb.php/605-24014de5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

*AKB48*前田敦子,大島優子,板野友美,激似 A Vユニット動画!

*AKB48*前田敦子,大島優子,板野友美,激似 A Vユニット動画!

  • 2010/12/06(月) 13:28:54 |
  • a

FC2Ad

まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。