酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

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とりあえず解約 (前編)

私も社会人になる直前、給与振込みのための銀行口座を開設しました。そのとき富士銀行(現・みずほ銀行)を選んだのは自宅から最も近かったからという以外に理由はありません。

今でこそコンビニにもATMがあって利便性は日増しに向上していますが、昔は非常に不便でしたね。いまから10年くらい前の土曜日の夕方、友人と出かける約束があって富士銀行のATMで数万円引き出そうとしました。が、わずかに終了時刻(17時だったか18時だったか記憶は定かではありませんが、現在では信じられないくらい早い時間でした)を過ぎていたために利用できず、同行した友人から借金するという屈辱を味わったこともあります。

その頃、シティバンクが日本へ本格進出するというニュースが流れました。前身となるインターナショナルバンキングが横浜に設立されたのは1902年(明治35年)でしたが、本格進出は実に96年も後の1998年になります。それまで全国19店舗だった支店を拡大し、ATMも増設、私の自宅から4km程の五反田支店がオープンしたのもその頃だったと思います。

citibank_gotanda.gif

24時間365日利用可能なATMもテレフォンバンキングも今では珍しくありません。が、いずれも彼らがこのとき日本で初めて導入したんですね。

当時、シティバンクは月間平均残高が100万円未満ですと、口座維持手数料を取られました。現在は20万円に条件が緩和されているようですが、それを下回ると毎月2,100円取られます。もちろん、条件を満たしていればこうした日本に馴染みのない手数料を取られることもありません。

変わった概念は他にもありまして、そもそもシティバンクには預金通帳が存在しません。印鑑も登録したい人だけ登録できるという仕組み(これは日本の商習慣に則った措置で、彼らとしては日本市場向けの特別対応になるようです)で、基本はサインです。さすがは海外の銀行ですね。

一方、店舗もATMも非常に少ないシティバンクゆえ、他行のATMから引き出しても手数料は取られません。これは大きなメリットですね。また、通帳がないゆえ、利用明細が毎月ダイレクトメールで送られてきます。キャッシュカードを主体とする身にはこれも便利で良いと思います。さらに、シティバンクのATMなら当時は日本で唯一、24時間365日利用可能ということで、私は1999年に同行五反田支店に口座を開設しました。

私の場合、親がそうしていたのに倣って複数の銀行に分けて預金していますから、このときも富士銀行以外にあさひ銀行(現・りそな銀行)や信金などにも口座はありました。なので、シティバンクには24時間365日使えるATMで緊急時に役立ってもらうとか、取引銀行のATMがすぐに見つからないときに他行のATMでも手数料を取られないシティバンクのキャッシュカードを活用しようとか、そんなイメージでした。

時が流れ、富士銀行は第一勧業、興銀と合併してみずほ銀行になり、あさひ銀行(私が口座を開設したときは協和埼玉銀行でした)は大和銀行と合併してりそな銀行になるなど、私の取引銀行も次々に名称を変えていきました。

と同時に、日本の銀行もATMの利便性をどんどん向上させていきましたので、シティバンクとはだんだん疎遠になっていきました。ここ何年かは頻繁に動かす必要のない大きな金額を扱う時に利用するといった感じになっていたんですね。

まさか、疎遠状態であったがゆえに散々振り回されることになるとは、数日前まで夢にも思っていない私でした。

(つづく)

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