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日本 あんな調達こんな調達 (第2回)

国税庁 法定調書の手引き


本シリーズ前回に続き、昨年の5月に試験収集したときのネタです。


入札公告

次のとおり一般競争入札に付します。
平成19年5月22日

支出負担行為担当官
国税庁 長官官房会計課長 百嶋計

◎調達機関番号015 ◎所在地番号13
○第1号(No.1)
1 調達内容
(1) 品目分類番号 76
(2) 購入等件名及び数量
  平成19年分給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引 5,358,000部
(3) 調達件名の特質等 入札説明書による。
(4) 納入期限 平成19年9月28日(最終)
(5) 納入場所 当庁の指定する場所。

(以下略)


お役所ではあれこれフォーマットが小うるさいわけですが、最近は説明や指導がかなり親切になってきましたね。国税庁も源泉徴収票などの法定調書について、作成と提出の手引書を発行して配布しているそうです。ネット上でもPDFで配布されていますが。

源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引

こうした手引書も以前は堅苦しかったかと思いますが、ページの余白にはイータ君(e-Tax:国税電子申告・納税システムの広報キャラクター)の挿絵を入れたりして愛嬌もでてきました。


イータ君と今年のキャンペーンに起用された池脇千鶴
イータ君の誕生日は平成16年10月1日で性別は男
特技はパソコンと空を飛べることだそうです。
何故空を飛ぶ必要があるのかは謎です。
一方、池脇千鶴の誕生日は昭和56年11月21日。
もう26歳になるんですねぇ。


でも、何といいますか、旧態依然のお役所らしいデリカシーのない感じも未だに目に付きますね。例えば、2頁目の

第1 給与所得の源泉徴収票(給与支払報告書)

(中略)

1 提出する必要がある者

平成19年中に俸給、給料、賃金、歳費、賞与、その他これらの性質を有する給与(以下「給与等」といいます。)を支払った者です。


賃金などを支払うのは「事業者」とは限らず、「個人」の場合もありますから、表現としては難しいところもあるとは思います。が、「者」という表現はどうなんでしょう? 私の語感にはちょっと引っ掛かる気がします。『今昔物語集』の「者は極(いみじ)き臆病の者よ」ではありませんが、どうも国民が「見下されている」感が拭えません。

いえ、彼らに見下しているつもりなどないかも知れません。が、そうだとしても言葉遣いに配慮が足りない感じがします。一般的な民間企業であれば、この場合は間違いなく「者」ではなく「方」になりますね。「提出する必要がある者」ではなく、「提出していただく必要がある方」と表記するのが常識でしょう。

もう少し役所臭を残しつつ、見下している感を解消したいなら、「事業者または個人等」といった感じにすべきでしょうか。「提出する必要がある事業者または個人等」と表記すれば、表現としては多少くどくなるかも知れませんが、イメージ的にはかなりマトモになると思います。

ま、そうはいっても、平成18年度版では「提出する必要がある者」ではなく、「提出しなければならない者」と表記されていましたので、彼らなりに表現を考慮した痕跡は窺えます。根本的な何かが民間企業の感覚とはズレているような気もしますが。

それにしても535万8000部という非常に切りの悪い数字はどうやって弾いたんでしょうか? お役人さんがこうした物品購入の数量を決定するとき「適当」では通りません。何しろ、納税者から徴収した血税を使うのですから、「根拠」が必要です。

例年の配布状況から経験的に割り出しているのかも知れませんが、何らかの積算をしているのは間違いないと思います(机上計算のような気もしますが)。そうした部分も是非知りたいところですね。

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