酒と蘊蓄の日々

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BD-1と私

生産の委託先は台湾の太平洋自行車ですが、BD-1がドイツのr&mというメーカーによって企画・開発・設計され、世界的に大ヒットした折りたたみ自転車であるのはいまさらいうまでもありませんね。日本以外では「birdy」という名で売られていることは以前「バーディーは誰のもの?」で詳しくご紹介させて頂きました。

birdyの発売は1995年、日本でBD-1が発売になったのは翌年ですから、今年で12年になります。


BD-1(1996年モデル)

いくつものモデル展開があり、過去にはベルトドライブも存在したそうですし、2001年にはチタンフレームも加わりました。細かい小改良はともかく、マイナーチェンジは2003年に行われ、「rm」のロゴがフレームにエンボス加工されたことから、マイナーチェンジ後のモデルは俗に「エンボスフレーム」とも呼ばれています。

チタンフレームもエンボスフレームも基本的な構成は殆ど変わらず、見た目もマニアでなければあまり区別が付かない変更にとどまっていたのは、世に出た当初から非常に完成度が高かったゆえでしょう。そのBD-1がフルモデルチェンジされたのは2006年のことでした。

従来のメインフレームはアルミないしチタンパイプを溶接したものでしたが、新型はアルミ板をプレス加工して左右のエレメントを製作、これを中央でTIG溶接したモノコックフレームになりました。なお、フルモデルチェンジされたBD-1は一気に全車が入れ替えになったわけではなく、しばらくは従来のパイプフレームと併売されていました。

私も1996年の発売当時からBD-1には大きな関心を寄せていました。サスペンションピボットのところで折りたたむというアイデア自体は以前からあったと思いますが、特にフロントのそれはリーディングアーム式で、非常に面白いデザインに惹かれました。シンプルかつ合理的で、動きも良く、見た目も良く、何より独創的だったからです。

こうした折りたたみ機構ですから、BD-1はフレームを分割しません。そのため、剛性が高く走りもかなり本格的とレポートされていました。が、実際に試乗してみますと、期待ほどではありませんでした。これまでの小径折りたたみ自転車の基準と照らせば見違えるようなレベルにあるとは思いましたが、同じ小径車でも折りたためないダイヤモンドフレームのそれと比べてしまうと、もう一つといった印象だったんですね。

ただ、その佇まいがかなり私の好みであるのは違いなく、常に気になる存在でした。ですから、2006年のフルモデルチェンジには興味津々でした。

どちらかといえば従来のパイプフレームのほうがシンプルで好みなんですが、モノコック化されたメインフレームの断面は逆三角形になっており、エッジが立った分だけ前後のサスペンションと造形的に調和がとれた印象です。

r&mを評価したいのは、このモデルチェンジに伴って軽量化より剛性アップを優先させたことです。軽量化はカタログ映えもしますので非常に解りやすい商品力になります。が、この種のフォールディングバイクは軽さだけが重要なスペックとは限りません。

剛性感は乗ればすぐに気付きますが、性能としてはなかなか表現しにくい要素です。子供騙しな発想が幅をき効かせる昨今にあって、あえてこちらの要素を重視してきた彼らの考え方には感じ入るところがありました。

ということで、私はこの新発売になったモノコックフレームのBD-1に試乗するべく、「サイクルハウスしぶや」へ出向くことにしました。それは確か2006年の5月のことだったと思います。

(つづく)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

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