酒と蘊蓄の日々

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デジカメ代替え (その1)

私がこれまで仕事用に使ってきたデジタルカメラはカシオのEXILIM EX-Z3というモデルで、購入したのは4年半くらい前になります。有効画素数は当時一般的だった320万画素ですが、A4以上にプリントすることなどまずありませんから、この解像度には今でも不足を感じていません。

ex-z3.jpg

個人的な思い入れもあるのでやや偏った見解になるかも知れませんが、このEX-Z3は三つのトレンドを作ったのではないかと思います。

一つは薄さで、22.9 mm(突起部除く)というスペックは今でもあまり見劣りしないと思います。このとき比較検討していたキヤノンIXYで一番薄いもの(モデル名は失念しました)とは5mmくらい差がありましたが、当時は30mm弱くらいが普通でした。カタログ値を見たときは僅か5mmと思いましたが、実際に手に取ってみたときのボリューム感は完全に次元が違うといった印象でした。

ex-z3_lens.gif

ご覧のように、レンズを沈胴させる際に中央のレンズ群を光軸からオフセットさせるという手の込んだメカニズムをペンタックスに作ってもらったりして(ペンタックスも同じレンズでさらに小さい自社ブランドのデジカメを発売しましたが)、このレンズがこの薄さを実現していたんですね。今では非球面レンズとか特殊分散ガラスとか色々駆使して克服してしまうんでしょうけど。

もう一つは、当時世界最速だった起動時間とシャッターレリーズのタイムラグです。これまでのデジカメは起動するまでに10秒くらいかかるものもザラでしたから、2秒を切るEX-Z3は感動的でした。また、再生画面の切り替え速度も非常に速く、これも最新のものと全く遜色ない感じです。

さらにもう一つは、液晶画面の大きさですね。当時は1.5インチくらいが一般的で、切手ほどの小さな小さな画面だったんですね。でも、EX-Z3は当時のこのクラスでは破格ともいうべき2インチを搭載していました。

ex-z3_monitor.jpg

最新モデルは2.5インチ以上が一般的だと思いますので、この点についてはやはり見劣りします。また、解像度に関しては当時の他のモデルと差はありませんでした。解像度は処理速度とトレードオフになるでしょうから、あの素早さを実現するのに高解像度化は難しかったと思います。

それでもあのコンパクトなボディに2インチ画面というのは、当時にしてみればかなり画期的でした。しかも、光学ファインダーも残されていますから、そういう構造的な制約に照らしてもなかなか良い仕事をしていたのではないかと思います。

比較検討していたIXYとは撮像素子のサイズも解像度も1画素当たりの受光面積も劣っていましたから、画質面では数段劣っている印象でした。もっとも、基本的に仕事の記録用というのがメインの用途でしたから、画質に対してはさほど拘る必要もありませんでしたけどね。

常にビジネスバッグの中にしのばせておくということを考えると、薄ければ薄いほど良かったですし、起動速度や画面切り替えの素早さは快感だったといっても良いくらいです。大きく見やすい液晶画面はその場でクライアントに見せるといった使い方にも適していましたし、実際、「これは見やすくていいですねぇ」と言われたこともあります。あの時点において、EX-Z3は私が仕事用のカメラに求める理想に最も近い1台でした。

(つづく)

テーマ:デジカメ - ジャンル:写真

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