酒と蘊蓄の日々

The Days of Wine and Knowledges

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

BD-1インチアップ計画 (その6)

サイズ変更に伴って、タイヤの外周はデフォルトの1340mmから1455mmになりました(いずれも私が乗る条件での実測値です)。これはチェーンリングを48Tから52Tへ替えたことにほぼ匹敵します。実際には40Tを付けていますので、43Tと44Tの間ぐらいになった計算ですね。

余談になりますが、サイクルコンピュータをセットアップするときタイヤサイズを一覧表の参考値から拾って周長を入力してしまう人もいるようですが、より正確を期すなら実測値を用いるべきでしょう。同じタイヤサイズでも同じメーカーでも、ものによって多少バラツキがありますし、空気圧によっても乗る人の体重によっても微妙に変化します。

常用の空気圧にして実際にサドルに跨り、できるだけ通常の使用状態に近づけて周長を実測し、それをセットアップしたほうが良いと思います。私の場合、こうしてセットしたロードバイクもMTBもクロスバイクもこのBD-1も、同じルートを走って確認していますが、ホイールサイズもサイクルコンピュータのメーカーも異なっていながら、バラツキは殆ど生じていません。

本題に戻しましょうか。以前にも触れましたが、BD-1は折りたたむ際に後輪がBBをかすめますから、20インチ化に当たってはタイヤサイズを吟味しないと普通に折りたたむことができなくなる恐れがあります。

bb_r-tyre.jpg
折りたたみ過程のBB部

20×1・1/8インチ(28-406)は20インチタイヤとして最もエアボリュームが小さい部類になると思いますが、それでもご覧のようにBBと軽く接触してしまいます。この辺は多少の個体差もあると思いますが、これより大きなサイズではスムーズな折りたたみ/展開が非常に厳しくなるでしょう。

front_wheels1.jpg
デフォルトの18インチと20インチの比較

クリアランスの問題で外周長が8%程しか変わっていない両者の差は写真では解りにくい知れません。これが同じ1・1/8インチ同士の比較でしたら、18インチと20インチとの差はかなり顕著になっていたと思います。

front_wheels2.jpg
太さの比較

1・1/8インチとデフォルトの1.5インチとで、太さは実測値で10mm強違います。写真では解りにくい感じですが、実物は見るからにボリューム感が違います。

デフォルトの18インチのままホイールサイズを変えずに細いタイヤに変えると周長もその分だけ小さくなりますから、かなりこぢんまりした印象になってしまうでしょう。が、私がチョイスしたホイールとタイヤで20インチ化すると、周長はデフォルトより8%ほど長くなり、幅は27%ほど狭くなりますから、よりスマートで精悍な印象になりますね(あくまでも個人的な感想ですが)。

また余談になって恐縮ですが、私の所有しているBD-1カプレオの2006年モデルのデフォルトは前後ともカプレオのハブを採用しています。ま、リヤに関しては最大の売りであるトップ9Tが絡みますから当然ですが。それはともかく、このハブはフランジに角度が設けられているんですね。小径ホイールではプレース角(リムの中心面に対してスポークが成す角度)が大きくなってしまいがちなので、シマノの設計陣はこれを考慮し、「最適化」したのでしょう。

このプレース角を考慮したコーン(円錐)型フランジという発想も悪くはないと思いますが、それが正解かどうかは微妙な感じです。そもそも、小径ホイールは各々のパーツにかかる応力も小さく、剛性も充分に高いのですから、フランジ幅を狭くしても問題にならないでしょう。また、小径ホイールと折りたたみ自転車はジャンル的に切り離せないでしょうから、よりコンパクトさを狙うならフランジ幅を抑えてプレース角が大きくならない方向を目指したほうが何かと都合が良いような気がします。

現に、モノコックフレームのBD-1も2007年モデルからフロントはカプレオのハブをやめています。カプレオよりフランジ幅の狭いフロントハブを採用した2007年モデルのBD-1は折りたたみ時の寸法が30mmスリムになったというのが売り文句でした。

また、BD-1と並ぶ折りたたみ自転車のメジャーどころであるダホンブロンプトンなどは、フロントのエンド幅が74mmという一般的なものより26mmも狭い特殊な規格を用いています。こうしたことを考え合わせれば、フランジに角度を設けて大きなプレース角に対応するという発想より、フランジ幅を狭めてプレース角を小さくするほうが小径ホイールにとっては望ましい在り方のような気がします。

いずれにしても、BD-1がカプレオのフロントハブを捨てたというのは事実です。これをシマノがどう受け止めているかは解りませんが、彼らにはこうしたリアクションをフィードバックさせる能力も充分に備わっていると思います。カプレオをモデルチェンジする際にそれを反映させるのか否か、注目したいところですね。

さて、今回導入したAクラスの完組ホイールですが、このフロントハブもカプレオのそれと同じフランジ幅なので、この点でのメリットは全くありませんでした。が、こうしたモディファイでも折りたたみに支障なく普通に使えるのですから、これはこれで好しとすべきでしょう。

folded.jpg
20インチ化した状態で折りたたんだBD-1
外寸も大差なく、これまで使用してきた輪行袋にも
何ら問題なく納まりますし、自立もできます。


ということで、20インチ化へのモディファイを完了させ、折りたたみにも支障がないことを確認したところで、いよいよシェイクダウンです。

(つづく)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ishizumi01.blog28.fc2.com/tb.php/87-86833f49
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。